次年度の実験準備もスタート!

こんにちは、あずみです。

私がこのブログを更新するのは主に週末です。それは、平日に通学しにくい方を対象に設置している
土曜日・日曜日開講の「化学分析コース」を担当しているからです。したがって、内容のほとんどは
化学分析コースの出来事等を紹介するのですが、先週のブログでもご紹介の通り、化学分析コースの
平成26年度の全授業・全実験が終了し、本日は学生が一人も登校しない静かな一日となりました。

いつもなら、CT(C:コミュニケーション T:タイム、ショートホームルームに相当)で学生の
出欠確認や資格・就職・学校行事等の諸連絡を行っている時間だな・・・と朝から考えてしまいます。
化学分析コースの学生たちと次に会えるのは3月13日の卒業式なので、少しさみしい気もしますが、
学校では次年度に向けた準備も着々と進みつつあります。そのような様子の一部をご紹介しましょう。

昼過ぎに実験室を覗いてみると、先生二人が窓際で何かに取り組んでいます。
近づいてみると・・・。

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一人はみなと先生でした。次年度の実験で使用する試薬を、実験テーマ毎に
集めていました。毒物劇物取締法や、消防法等の関係法令で定められている
保管基準を満たしつつ、可能なものは実験テーマ別に試薬を保管しておくと、
実験の準備を円滑に進めることができるようです。同時に、試薬に異常等が
ないかどうかも目視で確認して、いざ使おうとする際に問題がないようにと
チェックを進めていました。

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もう一人は、はんなり先生でした。液体のpH(水素イオン濃度指数;酸性、
塩基性の強さを示す指標)を測定するための、pHメーターとガラス電極を
メンテナンスしていました。分析機器、実験機器・器具類は定期的に点検し、
安全面はもちろんですが、正確な値を示すかどうか、時には標準試料などを
用いて確認し、また正確な値を示すように校正する必要があります。これを
しっかりと実施して大切に使用していれば、機器・器具類は長く使うことが
できるんだと、熱く語っていました。

1月・2月・3月は、「行く」「逃げる」「去る」と例えられるように、非常に時間の経過が早く
感じられる時期です。明日からは3月ですが、年度を締めくくる卒業式、そして平成27年度の
スタートに向けた準備を、着実に進めていかなければ!と感じた一日でした。


※3月全ての土曜日・日曜日は化学分析コースも授業・実験はなく、春休みですので、
 明日のブログの更新はありません。次回の更新は3月2日(月)です。お楽しみに♪