化学が仕事になることを知った中学生からのお便り

中学生からの嬉しいお便りが届きました!

今日は、嬉しいお便りが届きましたので、
まずは、そちらを紹介します。

先月の2月20日(金)のブログでも紹介していますが、
その日は、八尾市立大正中学校の1年生20名が本校へ来られていました。
なぜ中学校の生徒さん達が本校に来られたのか?
ということですが、
これは、「職業体験学習」というものです。
目的は、中学生のうちから、様々な職業を知ることで、
職業観を早い時期から養おうとすることにあります。
本校では、「分析化学者」という仕事を学ぶために来校され、
いくつかの体験実験をして、講義も受けて帰られました。

こちらの写真↓は、当日の実験の様子です。

その後、中学校に戻り、
「体験学習を振り返って」というテーマで、
当日の感想を書かれたようです。
その一部を「御礼」として、原文のコピーを添え、
先生が本校まで送って下さいました。

以下に、書かれていた内容の一部を抜粋しました。

「白衣を初めて着られたので、気分もうきうきしたし、
 専門家になれたみたいで嬉しかったです。
 3人の先生もとっても楽しい先生で、こわい先生だったら
 どうしようと思っていたので、ほっとしました。」

「先生の話はとっても分かりやすくて面白かったです。
 また、専門学校に体験しに行きたいです。これからもこういう機会が
 つくれるよう、積極的に動いていこうと思いました。」

「先生のお話を聞いた時、はじめて化学にはこんなに色々な種類があるのかと
 知ってびっくりしました。食品から化粧品、医薬品まで、
 他にもたくさんありました。それぞれに目的があって、
 分析化学はとてもかっこいい仕事だなあと思いました。
 皆がより使用しやすく、暮らしやすくするために、
 人と化学は深いつながりがあることも知ることができました。
 やりたい事がいっぱいあるけど、この経験を自分の将来に
 活かしていけたらと思いました。」

この職業体験学習の目的も果たせたようで、
改めて安堵しました。
これを切掛けに、いろいろな仕事にも興味を持って、
日々の学校生活に活かしてもらいたいと思います。

現在、頂いたお手紙は、他の教員も含め、
回覧をして読ませて頂いています。
本校では、化学の楽しさを少しでも感じて頂ければと、
このような実験会を、本校内部で、または高校や中学校へ出張をして
1年間でたくさん実施しています。

そのため、これからも頂いたお手紙を励みに、
「化学は楽しい!すごい!」と思って頂けるよう、
頑張っていこうと思います。

八尾市立大正中学校のみなさん、ありがとうございました。

卒業式の答辞も、その後の卒業記念パーティーも!

さて、こちらは来る3月13日(金)の卒業式と、
その後に開かれる卒業記念パーティーに向けて、
準備をしている2年生の学生です。
写真の左から、有機テクノロジー学科の
Hさんと、Yさん、そして、ミジンコ先生です。

今日は、卒業記念パーティーの大まかな流れの確認をしていました。
その他、何をしているのかを尋ねましたが、
「まだ、ヒミツ!」ということで、
詳しく教えてはもらえませんでした(笑)。

また、写真中央のYさんは、卒業式で卒業生代表として、
答辞を読みます。
その準備も同時にしていました。

「この2年間の想いを文章にしようと考えていますが、
 思い出があり過ぎて、書ききれません!」

と、今の悩みを打ち明けてくれました。

明るい性格のYさんですが、
入学当初は、友達ができるのか、勉強についていけるのかと
不安に感じていたようです。
そのYさんも、今となれば、入学当初の悩みは何だったのかと
言いたくなるくらい、積極的に課外活動にも参加して、
学校生活の2年間を楽しく過ごしてきました。
その想いを全て書きたいと考えているようです。

4月からは、医薬品や農薬の原料や中間体、接着剤や樹脂など、
多くの化学薬品を扱う企業の分析技術者として活躍することになります。

これからが、また新たなスタートになりますが、
最後に、答辞をしっかりとキメてもらいたいと思います。

いや、Yさんならば、キメると思います!期待しています!

By ぽてと