夢を叶えた卒業生と夢に向かう在校生

卒業生が訪ねて来てくれました!

本日、30期 有機テクノロジー学科 卒業生のNさんとSさんが、近況を報告しに、
来校してくれました。

左からNさん、Sさん、そして担任だったあおひげ先生です。

本校を卒業後、国立高知大学編入学したNさんと富山県の製薬メーカーに就職した
Sさんは、在学当時からとても仲が良く、今回も日程を合わせて、思い出の地である大阪で
再会し、本校に来てくれました。
特に、今回の来校の目的は、この春から大学院への進学を決めたNさんが、進学決定を
担任だったあおひげ先生に直接報告することだったようです。

本校は文部科学省が定める基準を満たしているため、2年制学科を卒業すると大学の
2年次または3年次(大学によって異なります)に編入学することが、4年制学科を
卒業すると大学院に入学することができます。
そのため、多くの学生は就職しますが、毎年数名の学生が大学に編入学しており、
Nさんもその一人です。

Nさんに話を伺うと、
『本校で学んだ有機化学の知識、基礎的な実験技術や合成したものを分析するといった
実践的な分析技術を大学で活かすことができました。そのことによって、より一層有機
化学が好きになり、もっと学びたいと思い、大学院への進学につながりました。
また、大学での研究の成果を3月末に開催される日本化学会という学会で発表することに
なりました。このように充実した大学生活を送れるのも、本校在学中に自分のやりたい
ことをしっかりと見定めることができたことと、本校で日頃の実験や卒業研究を通して
研究の基礎を修得できたことが大きいと思います。』
とコメントをくれました。

医薬品に興味を持ち、製薬メーカーに就職したSさんも、やりたかったことを仕事できた
ことで、充実した毎日を過ごしているようです。

本校で築いた友情をこれからも大切にして、お互いに励まし合いながら、次の目指す夢
へと進んでいってほしいと思います。
そして、また学校に近況報告に来てくださいね。

模擬面接実習の後の振り返りも大切

上で述べた先輩たちに続くべく、先日のブログで紹介しましたが、1・3年生は就職活動や
大学編入学に向けて、現在、模擬面接実習を行っています。
この模擬面接実習では、我々教員が面接官となって質疑応答を行うことで、学生たちが
答えた内容や表現の仕方などについて、良い点を伸ばし、足らない点を気づかせることが
目的です。

本日、1年生の教室をのぞくと、模擬面接実習を終えた学生たちが、実習後の振り返りを
行っていました。

有機テクノロジー学科1年のNくん(左)とMくん(右)です。

学生たちは、面接の後に行われる教員からの講評をメモしていますが、実習直後のまだ
臨場感があるうちに振り返ることで、自らの足らなかったところをしっかりと認識し、
次に向けてのモチベーションへと変えていきます。

二人に話しを聞くと、Mくんは
『これまで自己分析を行ってきたので、もっと自らのことを話せると思っていたのですが、
実際には緊張からほとんど話せませんでした。また、希望する企業について聞かれた時も、
詳しいことを聞かれると答えることができず、自分の企業研究の甘さを痛感しました。
できなかったことをしっかりと振り返って、その原因を考え、次につなげていきたいです。』
Nくんは
『いつも教えてもらっている先生方が面接官なので、あまり緊張しないのではないかと
思っていたのですが、その場になるとすごく緊張しました。集団面接の形式で、手を
挙げた順に答える場面があったのですが、答えを考えている間に、他の学生が答えて
いくので、さらに緊張しました。自分がこれ程緊張することを知ることができ、良い経験
になりましたし、緊張を和らげるためにも、これからしっかりと準備していきたいです。』
と答えてくれました。

模擬面接実習での経験を糧として、採用試験や大学編入学試験の本番に向けて、着実に
準備を進めていきましょう!
そして、我々教員は、1・3年生の皆さんの就職内定や大学編入学合格の喜びを、
このブログでお伝えできる日を楽しみに待っています。

by みなと