化学の楽しさを知ってほしい委員会&進路選択の一助に!

化学の楽しさを知ってほしい委員会 『広報委員会』

これまで様々な委員会活動およびその委員長の選出についてこのブログで報告されてきましたが、
今日ご紹介するのが「広報委員会」です。
この広報委員会は、化学の楽しさや私たちの生活おける重要性などを学生目線で伝えるのと同時に、
本校で頑張っている学生の様子をより多くの皆さんにご理解いただきたいという学生主導の委員会です。
今日は委員長の決定と、今後の委員会活動のスケジュールについての検討が行われました。

委員長は昨年に引き続き、有機テクノロジー学科2年生のMさん(写真後方左から二番目の女子)が立候補!
満場一致で決定しました。
打ち合わせの最後には、委員会の役員に集まってもらい、顧問のミジンコ先生と今年度始動の記念撮影!

今後の意気込みを委員長のMさんに聞いたところ、
「普段実験や授業で、化学ってめっちゃ面白いやんって日々感動してるんですけど、
 そういう驚きとか感動とか楽しさをもっと一般の人たちにも分かってほしいなって思ってますので、
 そういうことが伝わる活動を考えていきたいなと思ってます。」と話してくれました。
写真からは、化学ってめっちゃ面白いやんってこと伝わるかな?

広報委員会は、昨年度から発足した、まだまだ歴史の新しい委員会です。
言い換えれば、歴史が新しいからこそ、様々なことがチャレンジできる環境にあるということで、
今日集まった学生たちは、今年はどんな形で活動しようか?と非常に楽しそうな表情をしていました。
次回は試験明けの27日(水)に活動方針を決定するようですので、それまでにワクワクするようなアイデアを考えて下さいね♪



進路選択の一助に!

午後からは、(一社)大阪府専修学校各種学校連合会の企画で作成される
高校生向けの冊子「仕事発見BOOK『在校生スペシャル企画』」の取材がありました。

この冊子は、様々な分野で頑張っている専門学校生を取り上げ、
それを高校生や高校の先生方、保護者の方がご覧になって、
これからの進路選択の一助になればと企画されたもので、
理美容、調理、自動車整備、服飾、ブライダルなど様々な仕事の紹介がなされる予定です。

その中で、化学やバイオ分野で白衣で活躍できる仕事紹介ということで、本校に取材がありました。
本校の学生は一人一人それぞれの夢に向かって頑張っているのですが、
その中で、今回代表として取材を受けてもらったのが、有機テクノロジー学科2年生のKさんです。

取材を受けるのは初体験のKさんは、少し緊張しながらも、ライターさんの質問に答えていました。
その様子を横で聞かせてもらったので、内容を少しご紹介しますね。

もともと中学生の時にガリガリ君の新商品開発に関するテレビ番組を見たことがきっかけで、
食品など、何かを開発するようなことをしたいなと思ったKさん。
しかし、そういったことは、「賢い人でないと出来ないや・・・」という理由で、
自分には到底出来ないとすぐにその夢は諦めたようでした。
とはいえ、他に興味のあることと言えば「お笑い」だけ(笑)で、
それ以外にまったく興味が湧く分野が見つからなかった彼女は、偶然、本校と出会います。
時は、既に高校を卒業し、浪人をしていた頃でした。

本校に入学すれば、忘れかけていた中学1,2年生で初めて本能的に興味を持った食品開発の仕事に
どうやら就けるようだと思った彼女は、モノづくりを基本とした有機テクノロジー学科に入学します。
それまで食品の開発への興味を封印してきた彼女は、
化学を本格的に学んでこなかったため、ましてや分析化学という分野は未知の世界でしたが、
実験が楽しいことや知らないことを学ぶ楽しさ、友達と一緒に分かる喜びを日々感じた1年だったようです。

そして気が付けば1年が過ぎ、入学まで真っ白だった履歴書の資格欄がいくつもの資格で埋まり、
就職活動を始めるようになって、食品以外にも様々な業界で開発をする仕事があることを知り、
現在は、化粧品の研究や開発にも興味を持つようになり、夢の実現のために頑張っているといったところです。

高校生に対して何かメッセージはありますか?と聞いたところ、こう答えてくれました。
「自分の好きな科目や得意な科目を勉強し、その科目が勉強できる学校選びをするということが
 おそらく多くの高校生が考える進路選びだと思いますし、私もそうでした。
 また、自分がなりたい仕事にどんな勉強が必要かなんて知ることも、少なくとも私の高校の時にはなかったので、
 正直、興味のない授業は聞いていませんでした。(すいません。。。)
 でも、最終的には仕事に就くわけですから、どんな仕事を自分がしたいのか?ということを考えて
 それに必要な勉強に取り組むということが実は大事なんだと思いますよ。
 ただし、自分が何をしたいのか?何に向いているのか分からないという人も多いと思いますし、
 そういう人は、どんな科目が自分の将来に必要になってくるか分からないと思うので、
 高校生のうちは好き嫌いなく勉強しておいた方が、自分の選択肢が広がると思いますよ。」

これを読んでいただいている進路選択に迷っている方々に、
Kさんのメッセージが少しでも役立てばと思います。

byすくろーす