基礎化学講座最終回 積み重ねた努力を今後の糧に!

5月16日(土)からスタートした平成27年度の基礎化学講座(全15回)は今日、
最終回を迎えました。この講座では、本校の専任講師がリレー方式で講義を担当し、
高校で学ぶ化学の内容や、基礎化学(前期開講)の復習を中心に講義をしてきました。
普段の授業でも「基礎から分かりやすく説明する」ことが本校の授業スタイルですが
それでも授業の理解に不安を抱く学生などを対象としてこの講座を開講していました。
下の写真は、全ての講座を終えた学生たちの様子です。

受講した学生のニーズは「化学の基礎を復習して理解を深めたい」「基礎学力を強化し、
後期からの授業の理解度を高めたい」など十人十色ですが、そのニーズに応えるため、
この基礎化学講座は普段の授業・実験とは別に、土曜日に開講してきました。今日の
最終回は、ましおか先生。既に前期の基礎化学の復習テーマは終了し、この後期から
スタートした有機化学の内容でした。授業では、主に有機化合物の命名法(化合物の
名前の付け方)について、国際的なルールに基づいて説明をしていました。

例えば、化学物質の名前を付けるときに、数字はギリシャ数字が用いられています。
難しそうですが・・・
 1=「モノ」  モノレール・モノトーン
 2=「ジ」   ジレンマ(2つの事柄の板挟みになり、決められない状態)
 3=「トリ」  トリオ(3人組)・トライアングル
 4=「テトラ」 テトラポッドテトラパック
 5=「ペンタ」 ペンタゴン(米国国防総省;建物が五角形)
 6=「ヘキサ」 ヘキサゴン(クイズ番組は1チームの人数が6人)
日常生活でよく使われているのですよ。と楽しみながら、授業は進んでいきました。

講座の最後には、休日の土曜日に頑張って受講した学生を讃えて「修了式」を行い、
修了証が授与されました。修了証を手にした学生の感想です。

 生命バイオ分析学科 Kくん(写真左側)
  『高校を卒業してから、しばらく勉強から離れていたことがキッカケで、
   受講しました。授業の復習になり、反復することで確実に覚えることが
   できました。受講して、とても良かったです。』

 資源分析化学科 Oくん(写真中央)
  『化学を詳しく学んだことがなかったので、とてもためになりました。
   化学への不安だけでなく、学校での勉強に対する不安が消えました。』

 生命バイオ分析学科 Tさん(写真右側)
  『高校時代にほとんど化学を学ばなかったので、この講座があると知り、
   飛びつきました。とても分かりやすくて楽しかったです。』

全講座が終了し、受講した学生の笑顔は、達成感と自信に満ちあふれていました。
頑張って取り組んだ時間と努力は必ず、近い将来、分析化学技術者になる上での
糧になると思います。この講座にて学んだ内容を土台として、その上に専門的な
技能を積み重ね、それぞれが希望する分野への就職等を叶えてほしいと思います。
今からその日を楽しみにしていますよ!

by あずみ