自らを克服し、就職内定しました。

私が就職指導をしている生命バイオ分析学科2年のWさんが、化粧品製造を行っている企業に内定しました。

Wさんは、本校に入学する前から化粧品や医薬品の品質管理に興味を持っていました。
そのため、化粧品や医薬品の分析方法を学ぶことのできる生命バイオ分析学科に在籍しています。

今日、内定をしたWさんですが、入学当時から内定できる力を持っていたわけではありません。
Wさんは、入学当時は声が小さく、何をするにしても自信がないと自ら言う学生でした。
そんなWさんでしたが、彼女自身は自分を変えたいという気持ちを持っていました。
そのため、担任の私に、どうすれば自分を変えられるのかと何度も相談に来ることがありました。

そのうち、彼女は自分がなりたいと思うクラスメイトを見つけました。
「あの人のようになりたい。」
「あの人と同じように自信を持った行動ができるようになりたい。」
と本人自身が望み、自分を変えるために実験で積極的に行動したり、
委員会活動などに参加したりするようになりました。

その結果、
1年後には入学時とは全く違い、自信を持ち、自ら行動できる学生になりました。

Wさんが、入学から就職内定した今日までの感想を次のように言いました。
「先生、友人、家族。いろいろな人に支えられて、私は頑張ることができました。」
「本校に入学してから、幅広い視野で物事を見られるように、考えられるようになった。」
「そして、自分自身、強くなることができた。」

↑内定の通知を渡すときには、感動しました。

就職がゴールではありませんが、まずは彼女自身が望む就職先に内定できたことを喜びたいと思います。