卒業研究で頑張っています。

本校の卒業研究は、2年制学生の場合は2年生の後期から始まります。4年制学科の学生は、4年生の前期から始まっています。
2・4年制の卒業研究は、本校で学んだ分析化学の知識と技術を生かして、
学生それぞれの興味のある内容をテーマにして研究を進めています。

私が担当する班の1つは、「化学的視点に基づく釣り餌の開発」を行っています。

担当教員である私をはじめ、班員は釣りが好きです。
「その趣味に化学の知識や技術を生かすことができないか?」
という、考えからこの研究が始まりました。

机上で考えるのは簡単ですが、自然の魚を相手にした研究なので、実験室だけで済む研究とは異なります。
雨が降ったり、強風が吹いたり、水温が下がったりなど、評価を検討する際のマイナス面もたくさんあります。
また、「人間が考えた餌が魚の興味をひくのか」という点でも難しいところがあります。
学生たちは難しいながらに、ものを考えることの楽しさをこの研究で身に付けているところです。


その卒業研究班が中間発表用の要旨(研究内容の概要が書かれているもの)の提出を行いました。
要旨を提出した学生たちは一段落したという表情でした。

これからは、研究と並行して自分たちの研究成果が聞く人、見る人にわかってもらいやすい発表内容を準備していきます。

by バッテン