実サンプルを使った環境水測定

化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)は、
平日に通学できない社会人や大学生、
大人数で勉強するよりも少人数でゆっくりと勉強をしたいと思っている方に適したコースです。
土曜日・日曜日の時間を有効に活用して、分析化学の知識・技術を修得し、
平日の学科・コースと同様に2年間で卒業できるコースです。

また、卒業と同時に国家資格(毒劇物取扱者責任者・化粧品総括製造販売責任者
化粧品製造業責任技術者)も取得できます。

平日に登校する必要がありませんので、社会人が働きながら学ぶことができ、
大学生等はWスクールとして、平日に学んでいることとは異なる専門分野の
技能を修得することができます。

そのため、入学目的も学生によって、「転職や再就職を目指す人、
現職でのスキルアップやキャリアアップを志す人、経営する(または勤務先)
企業の事業拡大のために国家資格の取得を目的とする人、
就職活動への備えとする大学生等」様々です。

このような多様なニーズに対応するため、このコースは定員20名の少数精鋭で
開講しています。週末に集中して学ぶことができるコースのため、
週末のみ遠方から長距離通学をしている学生もいます。

1年生は、応用分析化学実験を受講しました。

この実験では、実サンプルを使った実験を行っていますが、
今日は本校の前を流れる大川の水を汲み、その水に含まれる酸素量の測定を行いました。

この測定は汚濁指標の一つとして、環境計量証明事業を行っている企業で測定しています。

河川水を採水した後は、測定量の容器に移しました。
それを実験室に持って帰り、下準備を行った後に滴定を行い、酸素量を求めました。

実験を行った学生は、「川の水に含まれる酸素量を測定したことで、
今まで以上に環境への関心がわきました。」と言っていました。
4月の頃は、実験器具を扱う様子もぎこちなかったですが、
1年近くが経ち、今は測定をスムーズにすることができるようになりました。

昨日は、2年生の卒業研究発表会で先輩たちの発表を見た学生達ですが、
今度は自分たちの卒業研究に向けて今までに培った技術や知識を使って研究テーマを検討していきます。

by バッテン