大阪府立平野高校実験会

bunseki2005-07-13

 今日は大阪府立平野高校より約40名のみなさんが本校に訪れて環境化学実験会を行ないました。毎年、総合学習の授業の一環として本校で実施しているものです。
 写真は実験中のみなさんの表情です。
 楽しそうに実験をしているでしょ(^_^)v。
 今回は、水質浄化実験と湿布薬の合成実験を行ないました。
 水質浄化実験は、泥水の中にミョウバン(お漬物などの着色料)とアルカリ性物質を混合することで、ミョウバン中のアルミニウムイオンが沈殿物を生成する時に、水中の汚泥を一緒に沈殿させるのです、そのため、すごく濁っていた泥水が透明度の高いきれいな水に変わりました。
 湿布薬の合成実験は、サリチル酸メタノールを脱水反応により、サリチル酸メチルを作るものです。サリチル酸メチルは解熱・鎮痛作用を持っています。有機合成と聞くと取っ付き難く感じる人が多いと思いますが、新薬の合成から始まり、今回の実験のように簡単に出来るものなど沢山あります。コツが分かれば、これほど楽しい化学もないくらいです。だって、自分が想像した新物質をデザインすることが出来るのですから。
 実験会終了後、平野高校のみなさんは元気よく挨拶をして帰って行きました。
 また、お会い出来る日を楽しみにしています。
 本校では、楽しい実験を色々と用意して、みなさんを待っていますよ。

 by バッテン