光分析とは・・・

シングルビーム型 吸光光度計

今日は朝から化学分析コース1年生の機器分析法Iと2年生の機器分析実験を担当しました。
機器分析法Iのテーマは吸光光度計について。私達がまず最初に勉強するのは、吸光光度計を始めとする光を用いた分析法です。物質は光を受けると、特定のエネルギーをもつ光だけを吸収します。私達の目は、吸収されなかった残りの光を「色」として感じているのです。吸光光度計とは、どのエネルギーをもつ光が、どれだけの量、吸収されたのかをきちんと調べる装置なのです。今日は光の色(波長)から、その光がどれだけのエネルギーを持つか求めました。これから、この装置の原理について本格的に勉強していきます。まだ慣れない学生さんがほとんどですので、しっかり説明していきたいと思います。
なかには、本校入学前に既に学んだことがあり、「だんだん学んだことを思い出してきた」という学生さんもおりました。(私も学生時代に機器分析を学びましたが、機器分析の講義は半年だけでした。忘れても仕方ないですよね。)化学分析コースでは2年間みっちりと機器分析について学びますので、今度は忘れることにないよう、しっかり身につけて欲しいと思います。

写真は2年生が吸光光度計を用いて、河川水中の濁度を測定している姿です。1年生の時にも別の実験テーマで吸光光度計を用いているとは言え、彼らの手際の良さは特筆すべきものがありました。過去数年の中でも特に素早く、心強い限りです!

by 英国チャレンジャー号