「出来る」分析化学者の秘訣とは?

ガラス器具

新生活が始まっていよいよ一週間が経ち、最近では新入生の顔に見られた緊張もとけ和やかな雰囲気になってきました。
今日、一年生は「基礎化学実験」という実験があり、入学後初めて実験室に足を踏み入れました。そこで学生達が目にしたのは、ずらっと並んだ写真のようなガラス器具や試薬を計りとるのにかかせない天秤など。
分析化学者には必須の道具達です。
今日はこれらの使い方や使う際の注意点を身につける内容だったのです。「ビーカーやフラスコに使い方なんてあるの?」と思われたそこの方!!
精密に正確にデータを追求する分析化学者にとっては、ビーカーの洗い方一つとっても、外すことの出来ない「コツ」があるのです。これまでに化学実験をしたことがあって、ビーカーを触ったことがある学生も、初めて触った学生も、「分析化学者」としての器具の使い方を学ぶのは今日が初めて。ですので皆真剣に教員の説明を聞いていました。
私も説明を担当していたのですが、「信頼される分析化学者になるためにはこれは重要!」と言うと、皆のノートを取る表情や鉛筆を走らせるスピードに「やる気」がみなぎるのをひしひしと感じました。2年後には分析化学の技術を持って社会で活躍したいという思いがあるからこそのその熱意は学生達の原動力なのです。来週からは白衣を着ての本格的な実験が始まりますが、そこでもどのようなやる気を見せてくれるのか、とても楽しみな先生達です。

by アビー