微生物のバイブル「もやしもん」の多大なる影響

bunseki2008-05-16

今日は、生命バイオ分析学科2年生のバイオ化学実験の日でした。私の担当は微生物。先週、学生が培養した微生物を今日観察しました。使用している微生物は、大腸菌黄色ブドウ球菌酵母、麹菌の4種類です。
顕微鏡観察では、普段生活しているときには想像しなかったような世界が、顕微鏡の向こう側に広がります。顕微鏡越しの微生物を見て、学生たちは思い思いにその感想を述べていました。中には、S君のようにピントが合った瞬間、微生物に手を振っている学生や、これまで漫画やアニメで見ていた「もやしもん」の世界が、実際に眼前に広がったことで、とても嬉しそうに実験をしているU君など、彼らが微生物への熱い想い(!?)を持って実験に臨んでいたので、その様子を見ていてこちらも楽しくなりました。



ちなみに、「もやしもん」は、手塚治虫文化賞マンガ大賞をこのほど受賞したこともあり、学生に対する影響はかなり大きいようで、もやしもんで描かれた微生物が、顕微鏡で見える微生物の姿とどう違うかを比べながら実験をしている学生もいました。彼らにとってはバイブル的存在のようですが、実は我々教員の中にも私以上に微生物をこよなく愛する、とある女性教員がいます。その先生がたまたま今日、実験室に入ってきたのですが、その際には学生以上に顕微鏡を覗きたそうにしておりましたが、彼女も今日は別の実験を担当していたので、顕微鏡の前を通り過ぎて敢え無く実験室を出て行きました。また今度、顕微鏡を使う日があるので、その時によろしければどうぞ!アビー先生!

byすくろーす