プレゼンテーション能力の大切さ

卒研発表会用原稿の作成

 化学分析コース2年生の午後からの授業は卒業研究でした。とは言っても実験や要旨提出は終了していますので、今日は、発表会に向けてのパワーポイント原稿を作成していました。自分達が半年間にわたり取り組んできた卒業研究の結果をまとめるわけですが、いかに素晴らしい成果を上げていても、発表の仕方が下手だと他の人には伝わりません。いわゆるプレゼンテーション能力が必要になります。
 この能力は、学術的な発表だけでなく、自社製品の売込や仕事結果の報告といった、一般的な会社の業務でも必要とされるものです。2年生は間もなく卒業ですが、卒業後の仕事でも活用できるプレゼンテーション能力を、この卒業研究発表会で更に向上させることでしょう。また、1年生は先輩の発表を聴講し、プレゼンテーション能力の重要さを理解すると思います。そして、それは就職活動にも大いに活かされるはずです。
 化学分析コースの学生の多くは、転職や再就職を目指し、分析化学を学んでいますが、単に知識と技術を身につけただけで、就職戦線を乗り越えることは困難です。しっかりとした実力を身につけたことを人事担当者に伝える能力が備わっていないと、採用にまでは至らないのです。
 本校では、こういった能力を、面接実習などで向上させることは勿論ですが、卒研発表あるいは日頃のレポート作成などでも向上させるよう指導しているのです。
 さあ、卒研発表会は2月7日です。2年間の努力が実り、プレゼンテーション能力が花開くことを願う、水の都先生でした。

by水の都