学生もマラソンランナー

定量実技試験

 今日は第28回大阪国際女子マラソンが開催されましたが、本校はそのコース近くに位置しており、ランナーこそ見えませんが交通規制等でランナーが近づいているがわかるんです。マラソンって本当に過酷な競技ですね。マラソンだけでなく、どの競技でも同じですが、アスリートの皆さんはその日のために日々努力を怠らないで、万全の態勢で臨まれているはずです。このことは勉強にも言えることです。
 今日の化学分析コース1年生は定量実験のうち、中和滴定によって試料溶液中の2成分の質量を求める実技テストでした。先週の「水の都」先生のブログに掲載された「酸化還元滴定」についで2度目の定量分析の実技テストです。今まで養ってきた知識と技術を駆使して臨むわけですから当然万全の態勢で取り組んでいました。入学して9ヶ月の成果の一端がここで評価されるわけです。まさにマラソンランナーですね。テスト中の器具の操作を見ていると一つ一つの動作に無駄がなくなってきました。
 テスト終了後、定量結果の解答用紙に書かれた値を見比べてみると大きく値がずれている解答は一つもなく、全員基準値の誤差範囲内に収まっていたのには感心しました。
 この無駄のなくなった動作と精度と正確さに優れた値を出せるようになったことは、2年に入ってからの実験や卒業研究に大いに役立ちますし、勿論卒業後も一生涯役立つ能力になります。まったく彼らの頑張りと成長にはいつも感心させられます。
 実技テストはまだ一回残っていますが、頑張れ1年生!!

by トトロ