頑張る学生をぐいぐい後押し

就職活動は春休み中が勝負！とばかりに就職活動に取り組む一年生ですが、今日私が求人票がずらーっと掲示された掲示板の前を通りかかると、なにやらＳ君が腕組をして求人票をじっと見つめていました。「気になる企業があるの？」と尋ねると、「いえ、みんなも頑張っているから僕も頑張らないとなぁ、とエネルギー充電していたんです」とのこと。
求人票をもとに希望の企業を選んで応募し、採用試験が始まると、掲示されている求人票には写真のように「活動中」の印が入ります。つまり、彼が見ていたこの印が入っている求人票は、「今この企業の内定に向けて頑張っている学生がいる！」というサインなのです。

就職活動は自分の将来のため。でも、やっぱり楽しい事ばかりではありませんが、励まし合い、皆で分析化学者を目指して頑張っているのです。もちろん教員も一緒になって内定に向け応援します。私のもとにも今日は複数の学生が訪れ、「履歴書添削をしてください」「企業選びの相談に乗ってください」などと指導を仰いで行きましたが、このような訪問は教員はいつでも大・大・歓迎です。バッテン先生のところにも学生が訪れ、来る面接試験に向けての練習を依頼していき、一緒に面接に向けて頑張ろうと打ち合わせたそうです。
教員は今の時期、すくろーす先生も書いているように、機器のメンテナンスを行い、春からの実験に向けて準備を進めていますが、それも自分の夢に向かって頑張る学生に、ベストな状態で実験指導ができるようにという目的です。教員が仕事に当たるのは学生を応援したいという思いからであり、そう思わせるのは学生が見せてくれる夢とやる気。夢に向かって邁進する活き活きとした学生の姿が、企業の方の心を動かし、内定を頂ける日もそう遠くないのではないか、そう感じた一日でした。

（写真はマイクロピペットという、１mlの1000分の1の量まで正確に測りとることのできる機器です。バイオ分析技術者には必須の道具です。）

by アビー