休校の傍らで、その時、先生たちは!!

本日も休校措置により、学生は学校には出てきていません。学校には教職員しかおらず、いつも学生の声で賑やかな教室は、ひっそりとしています。学生との接点がないので、学生に関するブログは書くことはできませんが、学生のためにいろいろと準備をしている先生たちの様子をお届けしたいと思います。

まずは、こちらの写真から。

せんぱい先生が、何やら黒板に貼っています。実はこれ、来週の月曜日から始まる定期試験の準備になります。今年の4月に入学してきた学生にとっては、初めての定期試験となり、入学してから約1ケ月半の勉強の成果を問われます。現在は休校中ですので、学生たちは自宅でしっかりとテスト勉強を行っていると思います。

さて、次は、この3枚。

最初に2枚は、カイロ先生が何やら実験をされている様子ですね。実はこれ、定期試験が終わった後に実施される基礎化学実験のひとつである中和滴定の予備実験です。実験を担当している先生達は、学生に実験を教える前に、必ず自分で予備実験を行います。それにより、実験での操作方法の手順を確認し、またどの操作の時にどのようなことに注意が必要か、学生に伝えるべきことを言うのか、ということを確認します。
残りの1枚は、私が写っておりますが、これは実験に必要な試薬を調製している様子です。ほとんどの実験は、学生を数名のグループに分けて行います。そのグループで使う試薬が揃っているか、というこを事前に確認し、実際の実験に不備がないように注意しています。

そして、本日紹介する最後の1枚がこれになります。

シトラス先生が、何かチェックしています。これは、実験を行った際に発生する実験廃液を捨てるタンクになります。実験では、下水道にそのまま流してはいけない有害な廃液がたくさん出ます。それらを種類ごとに分別し、最終的にそれぞれに適切な処理方法で処理していきます。その廃液タンクが満杯になっていないかどうかをチェックしていました。発生した実験廃液の適切な処理、または管理方法を学ぶことも、分析化学者になるために必要なものです。

このように、教職員一同は、学生のために準備しています。安心して授業や実験を受けてくださいね。

by ボヤッキー (明日と明後日は化学分析コースは休校のため、ブログの更新はありません)