もうすぐ夏期休暇。でも…

本校も来週から夏期休暇に入ります。ということは…


先週の先生方の日記でもおわかりかと思いますが、
先週は期末試験、そして今週はレポートの評価や実験の実技試験があります。

学生はもちろん、先生方も忙しい期間なんです。

さて、今日はそんな一日の様子を切り取ってみました。

まずはお昼の資料室、生命バイオ分析学科2年生の様子です。

みんな何をやっているのかというと、

文書を書いたり、表計算ソフトでデータ処理をしていたり、

こちらの彼は、

先生のレポート評価の様子を見守っていたりしているのでした。

分析化学者ともなれば、自分の測定結果を報告書に仕上げて依頼者に報告する仕事に就く人もいるでしょう。
もちろん、社会人として、報告書を書くことは日常茶飯事です。
彼らに、社会に出ても十分通用する報告書を書けるスキルを身につけてもらうのも、
我々の使命ですから、先生のレポートを見る目も厳しくなります。


次に、一年前の彼らと同じ、生命バイオ分析学科1年生は何をしていたかというと、

三回目の定性分析実験の実技試験が行われていました。

これらの色とりどり、だけど中に何が入ってるかわからない未知試料から

これらの試薬と自分の今まで学んできた経験や調べた記憶を頼りに、
5種類の金属イオンを探し出します。

とはいえ、さすがに三回目ともなると、みんな自信を持ってきたようで、

キップの装置も手慣れた感じで扱えるように。


さて、この黒い沈殿は何だったんでしょうね。(^^



分析化学には清掃は大変重要。周囲の物質による試料の汚染は絶対禁物です。
だから、最後に綺麗に実験台を掃除するところまでが、実技試験なのです。


4カ月前に入学してきたときとは見違えるように成長した1年生達、
これから先どこまでどのように成長していくのか、先輩達に追いつき追い越していくのか、
楽しみでもありますし、また私たち教員にとっても、
みんなをしっかり育てていかねばならないな、という良い刺激になります。


 by 八兵衛