2009年 すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会 実施報告!

昨日は高等学校の理科の教員を対象とした化学実験会が実施されましたが、本日は高校生やその引率の先生を対象とした「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会」が開催されました。この実験会は(社)日本化学会、(社)化学工学会、独立行政法人国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金助成活動として実施されたものであり、現在理科離れの進む生徒に少しでも化学の面白さ、身近さ、生活の中での大切さを知っていただきたいと毎年この時期に開催されています。

今年度は定員を超える参加申込みをいただき、大変盛況な実験会となりました。少しその様子をご報告しましょう。

まずは開会前の様子。本校は準備万端な状態で受け付け開始を迎えました。受付をする事務職員も含め、笑顔で参加者の皆さんをお出迎えです。

そして開会!欠席者もほとんどなく、大変暑い中でしたが「今日をとても楽しみにしていました!」という参加者の声にますます気合いをいれつつ開会となりました。中には、本校の教員が「出張実験会」としてお邪魔したことのある高校からお越し下さった生徒さんもおられ、化学実験のとりこになられたその様子はとても嬉しく感じます。

さて、いよいよ実験開始です!
まずは「ポカリが忍者になった!?」
この実験は、メチレンブルーという色素と「ポカリスエット」を使った実験であり、激しく振り混ぜると青色に、放置すると色が段々薄くなり、最後には無色になる、というもの。何度も繰り返される色の変化に、生徒達も興味津々です。


続いて、「グングン水を吸う謎の物体を作ろう!」。難しい!と思われがちな有機物質の合成を簡単に楽しみながらできちゃう実験でした。ムクムクふくらむ様子に歓声が上がりました。


「とろろ昆布からDNA!」。食卓にある身近なものでも、それの材料が生物であれば必ずDNAは含まれている!
ちょっとコツのいる操作も皆さん大成功されていました。

「空きカン☆ダンシング」。ちょっとスリルがある実験に盛り上がりも最高潮に!



こうして無事事故もなく盛況のまま閉会を迎えることができました。参加者の生徒達に感想を聞くと、「楽しかった!」「また来たい」「これから化学ががんばれそう」「もっと勉強したくなった」「化学が好きになった!」などと私たちの目標「化学を身近に感じ、楽しんで欲しい!」を考えると大成功となりました。また、参加者の生徒さん達は参加者同士の交流も楽しまれていたようであり、メールアドレスを交換し合う姿も見られました。
参加者からは帰り際に「ありがとうございました!」と沢山のお礼の言葉をいただきましたが、開催した私たちからもこのように大盛況に終わることが出来、かつ、化学の楽しさを共有する大変貴重なお時間をいただくことに心からお礼を申し上げたい思いです。次年度ももちろんこのような実験会は開催していきますので、ぜひまた遊びに来て下さいね!

by アビー