卒研で悩み(><)内定で喜び(^^)と大忙し(^_^;)

今日の私の担当は1年生の工業英語だけでしたが、卒業研究の指導担当をしている生命バイオ分析学科2年生の2班が卒業研究の日でしたので、授業以外の時間は、ほぼ彼らとのディスカッションで過ごした一日でした。


ではここで、そのうちの1班目、「大阪湾のアマモ生息域の底質分析」の班がどんな研究をしているかちょこっと紹介しましょう!
アマモは、海の浅瀬に生育する海草で(海藻ではありません。)、人工浜には生育しにくいことから美しい自然の海の象徴とされています。しかしながら、なぜだか大阪湾に自然に(勝手に!?)生えてきているので、「それは調べなきゃ!」ということで、外部団体(企業、NPO、学校)と一緒に昨年度から共同研究をしているテーマです。
中でも、本校では分析化学の観点から、自生している場所とそうでない場所の底質(海の底の土)の成分を比較することで、化学的に何かその秘密がないか探そうとしているのです。
昨年度測定していた測定項目はそのまま継続しますが、そのほかの成分を分析するための方法が定められておらず、学生たちは最適な分析方法の模索から行っているので、今は試行錯誤の真っただ中。今日も分析結果を持って質問にやってきました。

あーでもない、こーでもない・・・といって苦しんでいるところに、就職指導担当のバッテン先生から「Sさん!内定決まったよ!」と嬉しいニュースが舞い込んできました。卒業研究のディスカッションの手を止めて思わず私と2ショット☆彡(班員は全部で5名いたのですが、残りの4名は恥ずかしがって写りませんでした。)
彼女は宮城県出身で、関東地域での就職を希望していましたが、内定を頂いたところは東京の会社で、地理的にも彼女の希望通りでした。しかしながら、彼女が決まった企業はとっても変わっていて、実は介護施設。「えー分析ちゃうやん!」と思われる方も多いと思いますが、実はこの施設は入居者に提供する食品の分析や、排水の水質分析を自社内で行っており、彼女は分析職で内定したのです。内定前には2日間実際にその企業で分析を行って、仕事の雰囲気を見ることができ、会社も彼女もお互いにその雰囲気が気に入り、相思相愛の元、本日の内定となりました。よかったねー(^^)
嬉しい話で卒業研究の話が中断したものの、これ以降もまだまだディスカッションは続いたのであった・・・。
来週は大阪湾にサンプリングの日。私は授業で行けませんが、もう一人の研究仲間であるせんぱい先生が一緒に行ってくれるので、またここで報告があると思います。お楽しみに♪

そして次にこちらも試行錯誤の段階である「化粧品の紫外線防止効果簡易測定法の開発」の研究班。こちらのテーマについて紹介しようと思ったのですが・・・おーっと今回の日記のボリュームがかなりなものになりそうなので、次回に持ち越しますね。協力いただいた研究班のみんな、次回を楽しみにしておいてください。一応、今日の放課後、教室で熱い議論を戦わせた後の写真を載せておきますね。続く…。

by すくろーす