分析には連携プレーも必要なんですよ!!

せんぱい先生の日記にもあったとおり、先週の金曜日はスポーツ大会が開催されました。素晴らしい秋晴れの下で一日中ドッチボールやリレーなどに汗をかくと同時に、多くの学生は日焼けをし、季節はずれの小麦色の顔をした学生がたくさんおりました。日頃から運動をしていない学生は「先生、筋肉痛が・・・(泣)」と訴えてきましたが、この私も、全身筋肉痛となっていました(笑)

さて、今日はそのような筋肉痛とも戦いながら、1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生は、後期2回目の機器分析化学実験を行いました。実験室では、学生たちがそれぞれの実験テーマに分かれて、実験に取り組んでいます。

さて、写真で見ると人数が多いように見えますが、この機器分析化学実験では、学生一人一人が、各テーマに必要な分析操作を学ぶために、一つの実験テーマの中で、更に小さな班を作り、全員が分析操作が行えるようにしています。
 
 

こちらのグループでは、吸光光度計(上記の写真の3枚目と4枚目)を利用して、溶液中の鉄イオン濃度を測定するテーマに取り組んでいます。テーマの中で小さな班を作り、それぞれの役割を割り振って、今から操作をしていこうと、役割分担を決めているところです。

分析は一人でその操作行う場合もありますが、数名でチームを組み、与えられた、または割り振られた役割を順番にこなしていくことで、分析を行う場合もあります。何かを分析するためには、ただ単に操作を行うだけではなく分析の流れを確認したうえで、誰が何の操作を行い、それに続いて何を行うのか、言ってみれば分析の連係プレーを考えることが必要な場合もあります。非常に重要なことであり、分析化学者としては必要なことですので、実験ではこのようなことについても学生たちに教えるようにしています。

分析する項目(実験テーマ)が変わると、必要な連係プレーも変わってきます。これからの実験を通して経験値を高めていき、多彩な分析の連携プレーができるような分析化学者として育っていってくださいね☆

by ボヤッキー