社会へ巣立つための第一関門突破♪


これまでいろんな先生方がこの日記で卒業研究について紹介されていましたが、今日がその第一関門となる卒業研究発表会要旨集原稿締切日でした。早いグループは既に昨日の間に提出完了していたのですが、ほとんどのグループが今日の提出予定であったので、学校全体として朝から何だかそわそわした時間が過ぎていました。(ちなみに写真の要旨原稿は昨日提出した「化粧品の紫外線防止効果簡易測定法の開発」の班のものです)
担当の先生方も、他の授業や実験を持ちながら昼休み返上で最後の最後まで赤ペンを握って添削指導をされていました。
提出期限は5時でしたが、最後の班が提出できたのが4時50分頃とあって、最後まで他の先生方もヒヤヒヤでしたが、なんとか無事全班提出できました。提出後の学生たちは、ホッと一息というところだったと思いますが、最後にバタバタと完成させたものほど、自分たちが納得できるものが提示できなかったはず。これを教訓に、第2関門の卒業論文提出、第3関門の卒研発表会に取り組んでほしいと思いました。
卒業研究は学生にとっては楽しく、苦しいものです。自分の頭の中でのアイディアが実験結果として得られた時や好きな実験に没頭できる時間はとっても楽しいものです。しかし、予想外の結果が出るのは当然、また期限内に膨大なデータをまとめたりすることも必要になってきます。

そうして山あり谷ありの学校生活を乗り越え、卒業した先には未来があります。私たちの学校では、玄関や2階の教室のショーケースに卒業生が持って来てくれた会社の製品を飾っています。それは彼らにとって、自分たちが頑張ってきたという「証」なのです。これらの製品を一つ一つ見るたびに、「あぁこの子はあんな苦労があったなぁ」とか「あんなこともあったけど、結果としてよく頑張ったなぁ」と彼らの学校生活を思い起こすことができます。(写真の商品はまさに卒業生が持って来てくれた製品です。彼は訳あって留年することとなったのですが、現在は医薬品メーカーで研究開発を行っています。「あの期間こそが今の自分を築いてくれた。みんなよりも1年遅れて社会に出ることにはなったけれど、決して無駄ではない時間でした」と語ってくれました。)
今頑張っている在校生も、大変なことも多いと思いますが、それは社会に出る前にトレーニング期間と思い、大変なことほど進んでやってやろう!くらいの気概を持って、最後まで駆け抜けてほしいと思います。
また、化学分析コースの学生は今週末が原稿提出締切日です。無事提出できるように祈っています。Fight!
byすくろーす