道頓堀川水質調査4日目!〜技術と思いを後輩へつなげ!〜

今日も引き続き道頓堀川水質調査が行われています。今日は昨日と同じ、「大腸菌数の測定」です。しかし、今日は昨日とは違う分析方法(MPN法)で測定を行っています。
平日登校のコースの学生は、もうとっくに春休みに入っており、この活動は希望者のみが参加する自主的な活動なのです。しかし今日も多くの学生が参加し、積極的に手を動かしていました。

「春休みなのにえらいねぇ」と声をかけると、

 「僕はバイオ系の学科なので、環境の分析方法はあんまり勉強できないからここで勉強しようと思って。」
 「同じ学費払うなら、一杯実験したほうがお得じゃないですか!」
 「春休み実験しなかったら腕がなまってしまうと思って。」
 「友達や先生に会いに来たんですよ!えへへ。」

などと、なんとも前向きな返事が返ってきました。

また、この道頓堀川水質調査を始めとする環境委員会の活動は、教員が指導するのではなく、先輩が後輩を指導しながら実施する、学生主体の活動です。1年生はもうすぐ新入生を迎え、「指導される立場」から「指導する立場」へと変わることになります。そのため、今日は操作の原理やコツを一層真剣に覚えようとしていました。
下の写真は「オートクレーブ」と言って、微生物を扱う実験では欠かせない機器です。
バイオハザード(生物災害)を防ぐために使用されますが、その取扱い方法や注意事項も1年生は今日でしっかり身につけられたようです。

春の新学期まで後1ヶ月半。彼らが先輩として新入生を迎える準備は万端です!

卒業生来校!

学生も帰宅し、教員の仕事も一区切り・・・という放課後になって、卒業生が来校してくれました。教務室から先生方が次々と出てきて、久しぶりの再会を懐かしんだり近況を聞いたりと学校は一気に華やぎました。
嬉しくて皆で写真をパチリ。下の写真の右から2番目が卒業生です。

現在金属関係の企業で活躍する彼女は、昨年の春に本校を卒業したばかりです。就職する前は、「ちゃんとやっていけるのかなぁ・・」ととても不安そうな顔をしていたのですが、「仕事に使う資格取りました!仕事めっちゃ楽しいっす!」と満面の笑みで話してくれました。今は、同じく本校の卒業生である先輩の下で、バリバリと仕事をこなしているそうです。詳しく話を聞く時間はありませんでしたが、彼女の笑顔から充実した生活をしていることは、十分がうかがえました。自分たちが送り出した卒業生が生き生きと活躍している姿を聞くことは、教員にとって何よりの活力源です。もうすぐ卒業予定の学生たちも4月から社会で活躍しますが、その話を聞くのが今からとても楽しみです。

by アビー