新たな発見(discovery)を分析化学で☆彡

昨日のあおひげ先生の日記にあったように、昨日中に教室の準備は整いました。今日は7日(水)の新入生点呼、8日(木)の入学式、9日(金)の1,2年生オリエンテーションの最終打ち合わせと、シミュレーションを先生方全員で行いました。

特に、新入生は様々な思いを胸に登校してくると思いますが、そのような思いをやさしい気持ちで受け止めるために、2年生の自治会役員4名がボランティアで力を貸してくれることになり、今日はその学生たちに協力してもらうための資料の作成も完了しました。

明日は担任の先生の紹介や時間割発表など盛りだくさんのメニューなのですが、新入生にとって一番楽しみなのは、やはり白衣採寸ではないかと思います。体験入学では実験の際に白衣をお貸ししていますが、やはり自分の白衣というだけで、毎年嬉しそうに試着している学生の姿が見受けられます。これを読んでいる新入生の皆さんはお楽しみにネ♪(ちなみに写真はこの春卒業した学生の2年前の白衣試着時の写真です。担任のアビー先生と一緒に。)

本校の学生は、入学当初からしっかりとした夢や希望を持っている学生もいますが、白衣に憧れ、この学校ならなんとなく自分に合いそう・・・というホワッとしたイメージを持っている学生も多いのが事実です。明日は、そのホワッとしたイメージを徐々に具体的なものにしていく第一歩です。身近で良く知っているニュースでも、「分析化学」がとっても関係していることを知ると、バイオや化学の視点で見ることがとても楽しくなってくることでしょう。

たとえば、日本時間の昨日の夕刻、ケネディ宇宙センターから日本人女性2人目の宇宙飛行士である山崎直子さんが乗るスペースシャトルディスカバリー号」が打ち上げられました。スペースシャトルは分析化学とはあまり関係のないと思っておられる方が多いかもしれません。しかし、人命を預かり、なおかつ多額の費用がかかるこのような宇宙航空機でミスがあっては絶対になりません。そのためには、その燃料や材料について、様々な条件下で化学的な耐久性や安全性を分析する必要があるのです。現に、「宇宙航空機の検査・分析」という職種で大手企業から求人を頂き、卒業生も何名かお世話になっています。自分の仕事が宇宙航空事業に貢献していると想像するだけで、何だかワクワクしませんか?(写真はasahi.com掲載記事から引用しました。)

余談ですが、1968年の今日は、スタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』がニューヨークで公開された日。登場する宇宙船の名前は「ディスカバリー号」、さらにはその続編が『2010年宇宙の旅』として1984年12月にアメリカで公開されたそうです。20年以上も前のスタンリー・キューブリック監督の作品と今回のディスカバリー号の打ち上げに、深い縁を感じました。

ちなみに、今日は新聞を読む(よ(4)む(6))日だそうです。4月は転勤や入学などで住まいを移す人が多いことから、「これを機に新聞を読み始めませんか」という意図で、日本新聞協会販売委員会が2003年に制定し、4月1日〜4月30日が春の新聞週間となっているそうです。2年生の皆さんは、多くの学生が就職活動真っただ中。新聞を読む習慣が付いてない人は、これを機に新聞を毎日読む習慣を付けましょう!もちろん、バイオや化学の視点で読むこともお忘れなく…。必ずや新しい発見(discovery)に出会えることでしょう!

byすくろーす