あつあつガラス

 暖かかったり、寒かったり、忙しかったり…。体調には気をつけたい「しめじ」です。

 私も本校に赴任して間もなく1ヶ月。学生さん一人ひとりと話す機会も増え、それぞれのキャラを少しずつ把握しています。

 私は主に2年生の講義、実験を担当していますので、1年生と接触する機会がそれほど多くありません。その少ない機会の1つが、生命バイオ分析学科、医療からだ高度分析学科向けの「基礎化学実験」です。私の担当は今週金曜日ですが、資源分析化学科、有機テクノロジー学科向けの同実験を参考にさせていただくため、ボヤッキー先生の元に潜入しました。

 薄層クロマトグラフィ待ち時間の間に、ガラス細工をします。まさに「化学実験の入門」ともいえます。

 今回は、
1.攪拌棒(ガラス管の両端をバーナーで炙って閉じる)
2.ポリスマン(ガラス棒の両端をバーナーでなめし、短いゴム管を取り付ける)
3.キャピラリー(熱して軟らかくなったガラス管を引っ張り、細い毛細管を作る)
の3点のご案内です。いずれもガラスが融けるまでガスバーナーで熱するので、冗談でも直接触ってはいけません(火傷で痛い思いをするでしょう)。急いでいるからと言って、熱ガラスを水で冷やしてもいけません(ぴきぴきとヒビが入るでしょう)。

 ほとんどの人が初体験ということもあってか、好奇心一杯の雰囲気が実験室を満たしています。形良くなめすのは結構難しく、どんどんガラス管が変形する学生もいます。しかし、失敗して学習することもたくさんあるので、めげずに頑張って貰いたいところです。

 キャピラリー作りのコーナーでは、ボヤッキー先生がガラス管をすぅっと引く姿に拍手が湧き起こります。

 


 引き続き学生さんが作り始めます。

 引っ張って

 また引っ張って

 どんどん出来るキャピラリー

 さて、金曜日は私の番です。キャピラリー引くのは久し振りなので、何気に緊張したりして。

by しめじ