丁寧な実験レポートは分析技術者の力の証!

今日から化学分析コース1年生は前期中間試験が始まりました。化学分析コースは特に試験期間が決まっているわけではなく、その授業の時間を利用して試験が実施されます。ですから試験の後に授業があったりします。本校に入学して初めての試験はどんな出来だったのでしょうか。
さて今日の試験が終わった後は基礎化学実験でした。しかし実験は行わず、今までの実験のレポートの講評と返却を行いました。レポートはその実験を如何に行い、どのような結果を得て、それをどう評価するのかを相手に伝える大切な「報告書」です。表現が悪かったり、あやふやであったりすると相手に的確に結果や評価が伝わりません。1年生の大半は実験レポート作成の経験がないのでどの程度の仕上がりなのか添削しているときは期待と不安が入り交じっていましたが、意外といっては失礼ですが、非常に良くできた実験レポートでした。毎年のようにレポートが赤インクで埋め尽くされ、再提出の学生もいたのですが、今年は赤インクの使用量は極端に低く、再提出の学生もいませんでした。
 ご覧の写真のようにPC入力したレポートもあれば手書きのレポートもありました。



いずれのパターンで提出されたレポートも丁寧に仕上げており、走り書きのものや単に入力しただけのレポートはひとつもありませんでした。いかに真剣にレポート作成に取り組んだかが分かります。
 今後の実験レポートも誰が見ても分かりやすいレポートに仕上げていってくださいね。レポート作成能力も分析化学技術者にとって必要な技術の一つです。

by トトロ