卒業研究に向けて。準備も着々と進行中!

 今日は前期中間試験後の試験休み期間の最終日です。明日からまた通常授業となるのですが、今日までは学生たちも一休み、といったところでしょうか。しかし、そんな今日ですが、1階の教務室横のベンチには何人もの学生の姿が…。

 これはみんな2年生、実は卒業研究の準備のために学校に来ていたのです。卒業研究は、今まで勉強してきた成果をすべて出し切って、学生たち自身でテーマを考え、実行し、そして最後には学内だけでなく学外に向けて発表する、というものです。実際に実験を始めるのは後期、夏休み明けから始めるのですが、テーマを決定し、そのテーマに向けた実験方法を模索し、そして実行することを計画するのは、前期中に行わなくてはなりません。今はテーマ決定後の第二段階、どのような実験を行うかを模索しているところです。学生たちはPFDと呼ばれる、実験を実際に行った時の操作の流れ、必要な試薬、そしてその実験による環境への影響を示した、フローチャートを作成しています。このPFDを作成するために、あるいは担当の教員に提出するために、この試験休み期間中を目一杯利用していました。

写真の中で手に持っているのがPFDです。この班はすでに出来上がったみたいです。がんばりましたね。


 クロス先生の班が打ち合わせをしていました。真剣な雰囲気…と思いきや、笑いが絶えない非常に明るい雰囲気で話し合っていました。卒業研究は確かに真剣勝負なのですが、それ以上に学生にとっては、「なぜ?どうして?」を自分たちの力で解決できる腕試しの場であり、これを本当に楽しみにして今まで勉強してきたという学生も多いのです。


 あいにくの曇天の中、雨の中にも関わらず彼らは学校に来て準備をしていました。卒業研究の学外に向けた発表会は来年の2月にあります。2月の発表会を、今以上の笑顔で迎えられるように、我々教員も全力でサポートしていきます!


byあおひげ