実験に対する思い

今日は有機テクノロジー学科の医薬・食品成分実験のガイダンスを行いました。今までは新しい物質を合成する実験ばかりを4月から行ってきましたが、これからは我々の身の回りにある医薬品や食品の成分から有用物質を取り出し、その同定を行う実験を夏休み前まで行います。今日はこれから始まる新しい実験の内容を学生に指導しましたが、2年生にもなると実験の詳細まで説明しなくても概要を説明するだけで学生が把握してくれました。これも1年間の基礎の実験があったからだと思います。


















また、私が担任をしている生命バイオ分析学科1年生の基礎化学実験も本日はガイダンス日でしたので、その風景を写真に収めました。どの学生も真剣にガイダンスを受けており、教員の一言一言を聞き洩らさないようにノートを取っていました。入学当初は実験をする手順も分からない学生が多かったようですが、今日の実験ガイダンスでは先生の説明を聞きながら、自分たちが実験をすることをイメージしノートを取っていたようです。学生の成長の速さを感じた一瞬でした。

































さて、2年生の卒業研究の準備も進んでいます。2年生は実験ガイダンスの合間や昼休みに卒業研究の担当の先生を囲み、自分たちの卒業研究の進め方を先生とディスカッションしていました。今までは我々教員が準備をしてきたテキストを用いて、実験を行ってきましたが、卒業研究では自分たちがやりたい実験をするためには、何をどのようにして準備し、どのような手順で実験をすすめるのかを学生主体で考えていかなければなりません。これは就職をしてから社会人として分析の分野や開発の分野で頑張っていくためには避けては通れない道なのです。新しいことや実験の手順を考えることは大変ですが、2年生にとっては集大成になる卒業研究です。学生一人一人がやる気になって準備を進め。来年2月には堂々と人前において発表を出来るように今を頑張る2年生でした。



































by バッテン