祭の前の静けさ

明後日は「分化祭」という年に一回の学園祭です。「文化祭」じゃないですよ。「分析化学」を略して「分化」祭です。キャンパスとして使っている建物で、模擬店、実験コーナーなどのイベントが催されます。勿論、全て学生の手によるものです。

日々の講義、実験とそのレポート、半期に二回の試験、様々なイベント…。二年生の場合は、この上就職活動が加わって、本当に毎日忙しそうです。前向きに取り組む学生もいれば、少々弱気の虫が首をもたげて愚痴をこぼす学生もいます。しかし、分化祭は誰にとっても気分の高揚する「ハレ」です。「ケ」である忙しい日常があるからこそ「ハレ」はひときわ華やぐ非日常的な舞台となるに違いありません。

そういうわけで、前々日の今日、授業や実験の終わった学生たちが、ホームルームとして使っている教室から机と椅子を運び出しました。催し物の会場設営をするためです。

それまでは、いつも通りの日常でした。例えば、2年生命バイオ化学分析学科・医療からだ高度分析学科のお昼時は、学生それぞれがこんな感じでまったりと過ごしています。



そして、放課後に机と椅子が撤収され、こんな具合になりました。「ケ」から「ハレ」に替わるひとときです。



ちなみに、他の教室では今夕の時点で着々と準備が進んでいます。何かが始まりそうじゃないですか。





明日は終日、分化祭の準備に追われます。学生たちは、きっと普段見せない顔を見せてくれるのでしょう。私たち教員は、彼らの「ハレ」を全力でサポートしたいと思っています。7月10日(土)。楽しみです!

by しめじ