好きと仕事と夢をつなぐイベント

今日は校内のことではないのですが、高校生の職業教育に貢献する卒業生の話題を。
私、かりめろは、本校の校長以外にも、大阪の専門学校約200校で構成する、(社)大阪府専修学校各種学校連合会の副会長兼進学対策委員長というお仕事をしています。簡単に言うと、専門学校の実力を広く世間に知って頂く、いわばスポークスマン的なことを務めています。
特に今は、「英数国理社だけでない、多様な進路を子供たちに」とおっしゃる橋下知事の趣旨に賛同し、大阪の高校生に対し、さまざまな形で職業教育のプログラムを実施しています。今日はその一環として、高校生と専門学校卒業生との交流会、少し長いですが、「OSAKAジョブミュージアム2010スペシャルイベント・好きから探すジブンの未来!!」というイベントを企画・実施しました。 
報道発表資料↓
http://dricomeye.net/08_campus/campus_100712_01.html
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=4122

参加した高校生は約500名。ボランティアで協力して頂いた専門学校卒業生は約50名です。それらの専門学校を卒業して現在は仕事のプロたちが、自分たちの「好き」は何で、現在はどんな職場で活躍しているのかを、直接高校生に語るというものです。

やっと本題ですが、そこに今回は、本校卒業生も2名協力してくれました。一人は大手化学メーカー系列の、化学分析全般を請け負っている会社で、もう一人は医薬品製造の会社で働いているプロです。20分間の持ち時間、7回にわたり、のべ50名を越える高校生を前に「好き」と「仕事」を語ってもらいました。中でもそのうち一人の卒業生は、今年3月に卒業したまだほやほやの仕事のプロ。しかし、わずか4ヶ月とは言え仕事をしてお給料をもらっているというプライドからでしょうか、自分の好きと仕事を、これだけ多くの人前で、毅然とした中にも楽しそうに語る姿を見て、私は私なりに感激していました。だって、彼女は彼女なりに、決して順風満帆だけではない学生生活があったわけですから。

今日彼女たちの話を聞いた高校生たちが、彼女たちの「好き」と「仕事」に共感し、この分野を仕事として選択、数年後は専門学校卒業生として今日のようなイベントで語ってくれる。そんな日が私の新たな夢となった一日でした!
by かりめろ