目指せ化学分析技能士！
今日の化学分析コース２年生は、まる一日技能検定集中対策講座の日でした。
化学分析技能士はこのブログでも何度も紹介していますが、化学分析の実技能力を問う国家資格で本校の化学分析コースではこの資格を取得することを目的としています。実技試験の内容は定量分析や定性分析など普段から私たちの学校の実験で取り組んできたものです。今日はその中でも酸化還元滴定を行いました。
午前中は練習実験の時間として行いましたが、みんな表情は真剣そのもの。
最初は透明だった溶液が黄色くなったり褐色になったり白くなったり様々に変化していきますが、この反応を利用して分析を行うのです。色の変化で反応の終了を判断するのですが、うまく色が変わらない人もいました。「この時色が変わらないのは何故か考えてみたら？と」声をかけてみると「あ、ヨウ化カリウムが入ってませんでした」と原因がすぐ分かったみたいです。一度は失敗したものの実験の原理がよく理解できていたので、すぐに間違いに気づくことができました。
お昼からの本試験では午前中のように質問やこちらからの説明なしで実験を行いましたが、午前中のような失敗はなく、全員非常に手早く実験をすることができました。同じ未知試料をつかって実験を行いましたが、結果もみんなほぼ同じでした。
今年の夏は在校生で受験するものはいませんが、来夏にはぜひチャレンジして欲しいですね。今日の実力を発揮すれば合格間違いなし！！
