化学☆夏の陣1日目 高校の先生方を迎えて♪

昨日のぽてと先生の日記にありました通り、今日は夏の陣1日目で、高校の先生方を対象とした実験会が行われました。題して「授業で使える化学実験会」。平成22年度教職員自主研修支援「大学・専修学校等オープン講座」事業として、大阪府教育委員会大阪市教育委員会のご後援をいただき、実施いたしました。今年で11年目を迎え、手前みそではありますが、なんとリピーターの先生が70%もおられるという驚異的なリピート率で、総勢50名の先生方で開催いたしました。

今日行った実験は次の5種類。
1)紙おむつで燃料電池
2)野菜の酵素爆弾!
3)いろイロ色
4)鉄ホントに入っテツ?
5)三色寒天

日頃は生徒に教えておられる先生ですが、今日は逆の立場。皆さんの目はどうやって授業に取り入れられるか?ということを考えながら実験をされている中にも、やっぱり実験を子供のように楽しむ姿を垣間見れました。特に、私が担当しました「野菜の酵素爆弾」という実験では、その名の通りかなり過激な実験ですが、当初は多くの先生が「野菜程度じゃそんなスゴイものはつくれないはず・・・」と思っておられましたが、爆発音で皆「キャーキャー」言っておられたのが印象的でした。(ちなみに、昨日のぽてと先生の日記で段ボールが写ってましたが、あの段ボールの中で酵素爆弾を爆発させていたのです。)

実験終了後は「化学教育ディスカッション」を行いました。このディスカッションの主旨としては、いかに生徒に化学(理科)の面白さを体感させるか?ということで、普段各先生方が感じておられる問題点の共有であるとか、実際に授業の中で行って生徒受けが良かった教材の紹介など、大変有意義な時間となりました。中には、手作りの実験小道具(もしかして大道具?と思われるものもありました)やアイデアをご持参いただいた先生もおられ、日頃の先生方の理科教育についての熱い思いとご努力を感じることができました。閉会の後も、その小道具の周りに先生方が群がり、ちょっとした実演会のようになる場面もありました。

ともあれ、無事に実験会が終了し、先生方は皆さん笑顔になって帰っていただけたことが、私たち教職員にとっては大変嬉しいことでした。最後に先生方にご協力いただいたアンケートから、原文のまま感想を一部ご紹介させていただきましょう。
「いつもお世話になっています。実験については毎年楽しみにしていて、生徒たちにやらせるととても反応が良いです。(中略)身近なものを使ってする貴校の実験は非常に授業で使いやすいので、今後も期待しています。」
「大変参考になる実験をご紹介いただき、ありがとうございました。実験教材の開発、予備実験になかなか時間の取れない状況がありますので、私にとっては心から助かる思いで感謝しております。」
「初めて参加させていただきましたが、とても楽しく時間を過ごすことができました。以前からこの実験会があることは知っていたのですが、なかなか尻が重く、今となっては早く参加しておけばよかったと思います。来年も参加したいと思います。ありがとうございました。」
「本当にいいアイデアをご紹介していただいて、いい体験ができました。この実験会を毎年続けてほしいと思います。来年も来たいです。ありがとうございました。」
「他の先生方の様々なアイデア、工夫が聞けてとても参考になりました。みなさんがいろいろ苦労されていることを知り、逆にファイトが湧いてきました。」

さて、明日は夏の陣2日目。対象は高校生ですが、さてさてどんな実験会になるやら。乞うご期待!

byすくろーす