学生の思いが学生を動かす!

本校の目の前には、大川が流れており、その河原には南天満公園という公園があります。この公園は、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が大変美しく、また川からの風もそよそよと大変気持ちのいい場所です。

学生たちも、お昼休みにはベンチに腰掛けてランチをとったり、気分転換に散歩をしたりといろいろなことに利用しているようです。

そんな公園の清掃活動が、今日の昼休みに学生環境委員会の学生の呼び掛けにより行われました。
学生環境員会は、このような清掃活動の他にも、「道頓堀川って泳いでも衛生的に大丈夫なの?」という調査を平成16年より行っている『道頓堀川水質調査』や、プルタブやペットボトルのキャップを集めてワクチン供給を支援する活動など、学生の提案で様々な活動が実施されています。

これらの活動の中心はもちろん学生、ということになりますが、今日は環境員会の役員をしている資源分析化学科Mさんにクローズアップ!下の写真の左の彼女です。

彼女はもともと環境に興味があり、本校に入学しました。彼女が所属する資源分析化学科はもちろん環境について専門に勉強する学科なのですが、その技術や知識を生かすべく、来年の春からは念願の環境に携わる企業で活躍することが決まっています。
さらに委員会活動でも「環境のために取り組みを!」とぐいぐい学生たちをリードしているのです。
上でご紹介した道頓堀川水質調査の実験テキストも、後輩が見やすいように、失敗が起こりにくいように、と彼女は改良も進めているそうです。

今日も彼らの呼びかけにより、環境委員会に所属していない学生達も多く参加し、委員とともにワイワイと楽しそうに活動していました。おそらく、学生の中には本校に入学して初めてこのような活動をした者も多くいると思います。しかし、化学者にとって環境を気遣う気持ちは必須!本校の学生たちは先生だけではなく、こうして学生同士でも刺激しあい、成長させ合っているのです。

学生たちの頑張りで一層綺麗になった南天満公園は、いつもより一層秋風が心地良く、爽やかに感じられました。

byアビー