環境活動と機器分析法の習得

今日はクリーン大阪の日でした。

↑公園に落ちているどんな小さなゴミもキャッチ!!

↑真ん中のスーツ姿は「せんぱい先生」です。環境委員会の顧問をされています。在学当時も環境委員会で活躍されていたそうです。そのため、後輩育成に余念がありません。

↑清掃後の記念撮影、1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生のコラボレーション!
学生たちは昼休みの時間を使って本校の近くにある南天満公園の清掃活動に勤しんでいました。本校は環境活動に興味を持つ学生が多く、今日のような清掃活動以外にも道頓堀川の水質調査などを行っています。詳しくは、こちらをご覧ください。http://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html

また、私が担任をしている生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科の学生は機器分析化学実験で分光光度計を初めとした色々な分析機器の使用方法や試薬の調整方法、分析データの処理方法を実地で学びました。

↑分光光度計を使って実験をしています。
本校では卒業までにあらゆる業界の品質管理や分析化学に必要不可欠な機器、バイオテクノロジーに関する機器、材料分析には欠かせない機器など合わせて約10種類の分析機器の使用方法やそれに伴うデータの処理方法を学ぶので、大学を卒業するよりも多くの分析機器を使用できるようになります。そのため、企業の採用担当の方からは「大学生よりも本校の学生・卒業生は多くの分析機器をマスターしているため積極的に採用したい」とよく言われています。

↑クラスメイトと一緒に実験をするMさん(右端)ですが、Mさんは高校生の頃、ほとんど理系の勉強をしておらず、入学当初は本校の勉強についていけるか心配をしていました。
その彼女が今、本校での実験を楽しんでいるのは、我々教員やクラスメイトに分からないことは積極的に質問をして苦手科目を克服する努力を怠らなかったためです。
また、本校のカリキュラムも実験好きのMさんに大きな影響を与えています。本校では、企業に入社してから必要となる実践に即した内容に力を入れて指導をしています。もちろん、化学・生物に関する理論を授業で学ぶことは大切ですが、勉強よりもまずは手を動かして実験することで体験をして学生に興味を持たせ、その興味を持ったまま、授業で実験の原理や内容を理解するように指導をしています。そのために実験好きの学生にはぴったりのカリキュラムと言えると思います。
将来、Mさんは本校で学んだ知識や技術を活かした仕事に就くのが夢だそうです。

環境活動とともに実験で自らの力を付ける学生たちでした。

by バッテン

明日は文化の日で学校もお休みです。ブログの更新もありません。明後日をお楽しみに!