学校の中でも外でも実験?職業体験学習

・今日も学校では実験中…液体・気体を分析する装置

本校では明日から定期試験に入ります。後期に入って最初の定期試験で、その期間中は実験はお休みとなってしまいます。今日はその定期試験前の最後の実験です。しばし実験とお別れ(といっても1週間ほどですが…)ということで、みんな今日も元気に実験に励んでいました。
今日は1年生の「機器分析化学実験」が行われていました。今や研究や検査の現場では「分析機器」は必須アイテムとなっています。この実験では、現場で使われるそれら分析機器をマスターすることを目的としています。いろんな分析機器がマスターできるのですが、今日はその中でも「ガスクロマトグラフ」という装置を紹介します。


「ガス」と名前が付いているだけに、この装置は「気体」や「揮発しやすい液体」を分析できる装置です。たとえば香水や有機溶剤など、身近な物質や企業で使われるような材料など、様々な物を分析できます。下の写真のような小さな注射器を使って装置に試料を注入します。

みんな初めての装置や器具を目の当たりにして、興味深々と言った感じで、最初はちょっと恐る恐る実験にトライしていました。

しかし慣れて来ると、どんどんデータがでてきて楽しいようで、実験がどんどん消化されていました。
ここでマスターした技術が、来年の卒業研究、そして何より企業の現場に出た時に活躍するんですね。この実験では、他にも色々な分析機器を扱っていますので、また紹介していきます。


・学校の外でも実験?職業体験学習

今日は本校の外でも実験が行われていました。これは、大阪府立八尾翠翔高校で実施された「職業体験学習」です。これは、平成22年度(社)大阪府専修学校各種学校連合会「職業アセスメント・プログラム」の一環として実施されたものです。

いろんな専門学校から、将来の職業について体験できるプログラムが提供され、本校も参加しました。今日は納豆を使って実験です。納豆?そう、化学は本当に身近に存在しているという事を実感できる実験です。納豆の酵素パワーを使って、謎の手紙を書くというものなんですが…。

うーん、なにかぼやーっと文字らしいものがでてきました。
本校では、今回以外にも、実は色々な「出張実験会」を実施しています。もし、興味がおありでしたら、過去の出張実験会(こちら)の模様も見てみてください。


化学の楽しさを伝えるために、学校の中でも外でも、本校ではいろんな実験をこれからも実施していきます。楽しみにしていてくださいね。


by あおひげ