卒業研究もついに5合目!

こちらのブログでもお伝えしてきた卒業研究も、2月頭の発表会と論文提出を控えていよいよ5合目にさしかかろうとしています。今週から「中間発表会」といって、研究の途中経過を報告する発表会が始まるのです。たくさんの研究班が同時に発表することはできませんので、中間発表会は数週間にわたって実施されますが、今日はその1班目の要旨の提出日でした。
途中経過の発表会だからといって、ラフな形式ではなく、要旨の提出は指定の書式に従う必要があり、また、指定の時間を1分たりとも遅れるわけにはいきません。一見厳しいようですが、期限を守り、求められることを行うことは社会人にとって、とても大切なこと。その練習であることを学生たちも良く理解し、今日要旨提出予定の提出班すべてが問題なく提出を完了できたのでした。
(写真は、完成した要旨を事務室の窓口にて提出している様子です。)

要旨を提出完了した班員であるHさんは、「まずは無事に一歩!」と少しホッとした様子でした。研究というのは実験してみないとどんな結果がでるのか分かりませんので、手探りで行うところもありますが、今回の中間発表会の準備で改めて自分たちのデータを見直し、方向性を固め、見通しを立てるきっかけにもなっているようです。また今まで手掛けてきた研究が形になりつつあることに対する達成感が彼女たちの顔にはあふれていました。

資料室に行ってみると、多くの卒業研究班が「聴衆にとってわかりやすい発表にするためにどうストーリーをつくるか」「どうわかりやすく表現するか」などについてディスカッションをしていました。
私アビーも、学生のその熱意に駆られ、指導を担当している研究班のプレゼン用原稿にはバッチリ添削をしてサポートします。



例え面白い研究結果が出ていても、それをうまく考察することでデータの意味を引き出し、そしてそれをわかりやすくまとめなければ良い研究とはいえません。それに必要な考察力や表現力、思考力が研究を通してしっかりと身に付けられていることが実感されました。


さて、実験室をのぞいてみると、ある研究班がパソコンの前で大集合しています。どうやらパソコン操作に不慣れなIさんに、同じ班員であるK君、S君、Kさん、Gさんがみんなでそのアドバイスをしていたようです。班員がお互いに励まし合い、教え合い、皆で成長する良い刺激になっているようです。

ひと段落、とはいえ、まだまだ5合目!班員で支え合いながら、伸ばし合いながら、あと半分、頑張っていきましょう!

by アビー