ディスカッションの繰り返しが生じた疑問を解決!!

本日も2年生が卒業研究の中間発表に向けて準備を進めていました。今日紹介するのは、資源分析化学科の学生で私ことボヤッキーが担当している「地下水の水質調査」を行なっている班になります。

彼らは来週の水曜日に中間発表を控えており、今日は中間発表で使用する要旨(どんな目的を達成するために、どのような実験をして、どんな結果が得られて、何が分かったのか、ということが分かる資料のこと)の作成のために資料室に集合していました。もちろん、担当教員である私も資料室に集合です。写真の様子は、学生から提出された要旨を私がチェックし、要旨をこれからどのように修正していけば良いのかということについてディスカッションを行なっているところです。
 

ディスカッションの内容についてですが、簡単に言うと、自分たちが実験で得たデータが正しいのか、得られたデータからどのような考察が立てられるのか、今回までの実験から研究の目的は達成できるのか、また目的を達成するためには今後どのような実験を行なえば良いのかということについて、学生を中心に意見交換や議論を行ないました。その中で、どうしても学生たちでは解決できないことや分からないことが出てきます。そのような時には、私の方で解決または理解に向かうようなヒントを私から出します。そのヒントをもとに、学生たちはさらにディスカッションを続けて生じた疑問などを解決していきます。どうやら、資源分析化学科のK・H君は親指を立てて「オッケーサイン」を出していることから、今回のディスカッションで生じた疑問は解決できたようです。
 

生じた疑問を解決して理解を深めるためのディスカッションは、私の班だけが行なっているわけではありません。本校で卒業研究を行なっている全ての班が、実験から得られたデータをもとに考察を立てて、それらについてのディスカッションを行なっているのです。このディスカッションが活発であればあるほど、その班員の理解はより深まっていくことになります。このようにして、卒業研究を通して社会に出た際に分析化学者として活躍できるよう本校の学生は日々成長していますよ〜。明日も資料室や2年生の教室で、きっと多くのディスカッションが行なわれますよ〜!

by ボヤッキー