年内最後の登校日!外は寒くても心は熱い。

化学分析コースは、今日で年内最後の登校日。
とは言え、今日も一日バッチリ授業、実験がありました。1年生は朝から応用分析化学実験を実施しています。今日の内容はCOD。水質の分析を行います。

クラスを代表してN君とOさんがバケツで学校の目の前を流れる大川の水を汲んできました。水温10℃。気温はヒト桁。
N君は富山から分析の技術を学ぶため、友人と二人で一念発起して本校に入学してがんばっています。今でこそ大阪に住んでいますが、最初は富山から通学していたというから驚きです。さすが北国出身、今日ぐらいの寒さではなんともなさそうですね。
一方、実験室に戻ると今度は熱湯が沸いており、少し暑いくらいの環境です。水の中の有機物を酸化するために沸騰したお湯のなかでグツグツ煮沸してやるのです。

学生たちの実験にかける情熱も熱湯に負けていません。いつもの試薬だけを使った実験と異なり、複雑な要素がからみあった自然のものを対象にした実験です。理屈はガイダンスで聞いていても、予想を越えることも起こりますので、わからないことが起こると、皆で一生懸命に検討しています。また上手くいかないことは何度かやりなおし、とことん追求しようとしていました。

来年はもっとなにが起こるかわからない卒業研究にチャレンジです。今日の経験を次に繋げてください。

by ドラ一郎