目に見える成長の証

12月も下旬を迎えました。本校での今年の授業は実はあと3日なんです!!2010年の授業と実験は12月22日(水)で終了してしまいます。残り3日なんですが、今日も将来の分析化学者を目指して、実験棟では1年生が実験を行なっています。

毎週月曜日は、1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の学生が機器分析化学実験に取り組んでいます。機器分析化学実験は、後期の実験カリキュラムの一つで、7つの分析機器をテーマに金属や有機化合物の分析技術を学ぶ実験です。今日のブログ担当のボヤッキーは、溶液中の金属イオンを測定する原子吸光分析を担当しています。原子吸光分析は今回の学生たちにとって、実験が始まった10月から数えて7つめの分析機器となります。そして、原子吸光分析は2週にわたって学ぶ装置になり、彼らにとっては2週目の操作となります。


本日の担当学生の中にこれまで何回にもわたってブログに登場してくれたH君(写真右)とT君がいました(といっても、T君は実は、原始吸光分析のすぐ隣で行なわれている別の実験を行なっていたのですが、ボヤッキーがカメラを向けると写真にパチリ☆してくれました)。しかし、H君はマスク姿…ちょっと風邪をこじらせているのです。しかし、実験は超やる気…なのですが、やはりマスクに邪魔されてちょっとしんどそう…。

でも、同じ実験班のI君(写真左)と共に原子吸光分析装置を問題なくオペレート。もちろん、装置のオペレートのためには、装置の原理や概要を良く知っておく必要がありますし、操作手順も頭の中に入れておく必要があります。「オペレートはちょっと難しそうで、不安かも…」と思うかもしれません。しかし、彼らはこれまでに計7つの分析機器を扱ってきており、その経験を通して装置を扱う際の注意事項をきちんと把握。ボヤッキーが大きく注意することも無く無事に測定を終了できました。

10月からの約3ケ月間の機器分析化学実験を通して、学生たちは機器分析の技術をきちんと身に付けていることを実感した今日の実験となりました。今後の彼らの成長の乞うご期待☆

by ボヤッキー