視線は常に、2歩3歩先へ!

今年度最後の定期試験

今日から学生たちは、今年度最後の定期試験(後期期末試験)期間に突入しました。試験開始前の教室に上がってみると…

いつになく真剣な雰囲気の学生たち。それもそのはず。ただの試験というだけではなく、2年生はおそらくほとんどの学生にとって人生最後の定期試験となり、また1年生にとっては、就職活動に使用する成績証明書に反映される大切な試験なのです。学生たちは「1分も無駄にすまい!」という表情で直前の確認に集中していましたので、私アビーも声はかけず、そっと見守りました。


そして今日の試験が終わると学校はいつもの活気を取り戻し、教室は学生たちの笑顔で充たされました。
「先生何しているんですか?」と声をかけてきたのは1年有機テクノロジー学科のM君。「試験の出来は?」と聞くと、写真のようなバッチリ!という満面の笑顔をカメラに向けてくれました。そして、「明日の試験の準備は?」と聞くと、再び満面の笑顔。明日はアビー担当の試験があるのですが、結果は期待できそうです(笑)。

一方で、ばってん先生は、学生から試験範囲の質問を受けて丁寧に答えていました。学生も一生懸命に要点をまとめたノートを持参しており、その学生の頑張りを見て、先生の指導にも自然と力が入ります。

こちらのクロス先生のところには、就職活動の質問をしにきている1年生が。これからの就職活動の進め方、特に試験期間中にできることを聞いているようでした。他にも卒業論文の添削を依頼する2年生も教務室に詰めかけ、試験後の教務室(職員室)の付近はちょっとてんやわんや。試験勉強だけで手一杯!な様子かと思いきや、学生たちはそこだけに注力するのではなく、少し先のことも視野に入れつつ計画を立てているようでした。特に入学当初の初めての定期試験のときには、もういっぱいいっぱい!な表情をしていた学生たちでしたが、だいぶ余裕が感じられ、化学者としての知識や技術だけではなく、時間の使い方という点でも成長したのかな、と感じられた午後でした。


卒業生が母校の水を守っている?

今日は本校の実験棟の受水槽の点検日でしたが、検査に来てくれた企業は、なんと本校の卒業生も活躍している求人企業でした。この企業は、飲料水や排水、温泉水などの水質検査の他にも、空気環境の測定、排水設備のメンテナンスまで広く行っており、本校の卒業生も複数名活躍中です。今年度卒業する2年生の女子学生も春から活躍予定ですが、本校の卒業生が本当に身近なところで人々の生活を守り、支えているのだな、と実感した出来事でした。


byアビー