夢はアフリカでのラボ設立!

土曜日・日曜日を有効に使って学び、本校を卒業できる化学分析コース(定員20名)にはスキルアップやキャリアアップ、大学・大学院とのダブルスクール、難関国家資格の取得、転職・再就職・・・等々、多種多様な学生が通学しています。その中でも今日は、アフリカに製品の開発や、品質管理を行う実験施設の設立を目標としているM君を紹介します。

M君は、大学卒業後、JICA 青年海外協力隊員としてガーナに派遣されたことがきっかけでアフリカに強い関心を抱くようになり、現在は地元名古屋でアフリカに伝わる天然の保湿クリーム「シアバター」のお店を経営しています。その経緯や入学動機を聞いてみました。

なぜ、アフリカに?


『当時、同じく青年海外協力隊員だった現在の妻が、ガーナ北部のズオ村でシアバター石けん作りの指導をはじめとする、シアバターに関するプロジェクトに携わっていたことがきっかけでした。今でも、ズオ村と関わりを持ちながら、シアバターを直接仕入れることになりました。村人と話し合いながら、お互いの文化を尊重しながら、自然にも、人にも負荷をかけないビジネスを目指しています!』

将来の目標と本校への入学動機


『実は、そのズオ村にシアバター製造施設をつくる予定なのです。品質を管理して、向上させるためには現地での検査が必要と考えています。村の雇用を生み出したいとも考えています。だた、日本で製造から販売まで一貫して行うには、「化粧品総括製造販売責任者」の資格が必要。私の入学動機は、この資格が卒業と同時に取得できること、平日は仕事があるので週末のみで卒業できること、さらに製品の品質管理に不可欠な分析技術も学べることの3つですね。生活のリズムはまだ完全につかめていませんが、目的が明確なので、授業を受けながら“こんなことに応用できるかな〜”と考えるのが楽しいですよ。また、様々な分野にいるクラスメートとの出会いも楽しんでいます!』

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その目標も1歩ずつ、2年間実験で使用するかくはん棒などのガラス細工に、一生懸命取り組んでいました(白衣は納品日の関係で着用していません)。今日は名古屋へ帰宅、来週も元気に登校してくださいね!

by あずみ