学科特有の実験でスキルを身に付ける!

2年生有機テクノロジー学科の医薬・食品成分実験を担当しました。
今日の実験内容は、日本茶に含まれるカフェインを抽出する実験です。

↑分液ロートでカフェインを抽出している操作です。
カフェインはコーヒーなどに含まれる成分で眠気を覚ます作用があることで知られています。
そのカフェインを抽出するのですが、抽出といっても色々な行程があり、その行程を一つずつ実地で手を動かしながら理解して実験を進めていきました。

↑カフェインの臭いは?
有機テクノロジー学科に在籍している学生の多くは医薬品の合成や食品添加物を新しく開発をしたいという気持ちを持って入学して来ています。

その中でも有機化学の基礎を学ぶ上で大切な操作方法を学んでいます。
今日は実験中に後期から始まる卒業研究の自分たちが研究をしたい内容についても我々教員に積極的に質問をしてきていました。

ある学生は頭皮に優しいシャンプーを開発したいと言っておりました。
本日学んだ技術、これから学ぶ技術を存分に活用した卒業研究が出来るものと期待しています。
また、その研究内容が今後の日本の科学技術を育てるものになれば、我々教員としても大変喜ばしいことです。

また、2年生の資源分析化学科では環境分析実験を行っており、その中で大川の水に含まれるアルミニウムイオンの定量実験を行っていました。

↑pHメーターで溶液のpHを調整しています。
今、2年生は自らの興味を持った内容の実験・授業でこれからの日本を支えるための勉強をしています。

by バッテン