徐々に身につく仕事に直結した技術。

毎週、土曜日・日曜日に社会人やダブルスクールで分析化学の技術を修得したい人々のために少人数制(定員20名)で開講している化学分析コースも、今週で4週目を迎えました。
今日は先週に引き続き、2年生は機器分析実験の日でした。今日の実験は「テキスト通りに実施すれば、間違いなく結果が出る」ものではなく、実験をしながらどの程度希釈しなければいけないか、トライアンドエラーで試しながら実験を進めなくてはいけない実験で、少しハードルは高めです。
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最初はいつも通りに器具や試薬を準備して実験を始めましたが、調製する溶液も多く、だんだんみんな表情が真剣になってきます。
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最初に調製した溶液は濃すぎたようですが、何度か調製を繰り返し、やっと求める結果が得られました。
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1年生の実験では、決められたことを決められたとおりにやっていれば結果が出ましたが、2年生の実験では一工夫しなくてはいけない実験がたくさんあります。これは最終的には卒業研究で試行錯誤しながら実験を行っていく訓練になっています。

また一歩近づいた卒業研究への道

放課後には、クラスのメンバーが教室でなにやら打合せを行っていました。先週ガイダンスを行った卒業研究の班分けをおこなっているようです。みんなそれぞれ興味があることは違いますが、興味の対象すべてが研究できるわけではありません。専門学校の2年生後半の半年間でできる研究を行うために、お互いの意見をやりとりしながらほぼグループは決まったようです。
グループ分けが終わってからN君は「高分子にも興味あったけど、仕事にも関係あることだし、界面活性剤の研究をやりたいっていうN君の意見にのることにしました」と語っていました。
これまでにも卒業研究で行ったことが仕事に活かせているOB・OGは大勢います。昨年卒業したOさんなども卒業研究が仕事に活かせてます。
今年の2年生達も、ぜひ仕事に結びつく技術を身に付け、りっぱな卒業研究発表を行ってくださいね。

by ドラ一郎