学生の実験や分析化学への想い

本日、1年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科は、基礎化学実験がありました。また2年生の資源分析化学科は環境分析化学実験、有機テクノロジー学科は医薬・食品成分実験でした。本来ならば実験棟にて実験を行うのですが、すべての実験がレポート日といって、これまで実験してきたことをまとめる日でした。下の写真は、基礎化学実験のレポートをまとめる時に、何に注意して作成すればいいのかの説明をしているところです。


次に上の写真は、有機テクノロジー学科の医薬・食品成分実験のレポートを作成しているIくんの様子です。Iくんは、「この実験を仕事に活かしたい。やはり一度でも実験をしていることは、何もやっていないのと比べると雲泥の差である」と語っていました。彼は、医薬品を製造している企業から内定が決まった学生です。そのときの報告のブログは、http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20110330をご覧下さい。
是非とも今回の実験を仕事に活かしてもらいたいと思います。


そのレポートが終了後、資料室へ行ってみると、履歴書を作成している有機テクノロジー学科のFくん(上の写真)がいました。彼は現在就職活動中です。彼は、「いろいろな職種の企業説明会に参加して思ったことは、多くの分野で化学の知識、特に分析化学の知識が必要な場面があることが分かった」と語ってくれました。
私は、彼の話を聞いて分析化学が世の中で如何に必要なのかを改めて感じました。教員として、社会への影響が大きいことを痛感した一日でした。

by クロス