今日の目的は?〜それぞれの夏休み〜

本校も夏休みに入り、学校としては落ち着いていますが、それでも日々いろいろな学生が登校してきては、いろいろなネタを提供してくれています。今日も資料室には、それぞれの目的を持った学生が登校していましたので紹介します。

 下の写真は、資源分析化学科1年生のMくんです。卒業研究などで2年生が多く登校してくる中、どうしたのかなと思い声をかけると、Mくんからは「夏休みの課題をしています。あまりにも家が暑くて、学校に勉強しに来ました。やっぱり学校の方が集中できます。」と、問題を解きながら話してくれました。

 資料室にはパソコンがあり、参考書も置いているため、何か分からないことがあればいろいろと調べられます。そして、さらに何か分からないことがあれば、時々資料室に現れる先生か、1階の教務室にいる先生に質問もできるので、学生にとっては良い環境なのかもしれません。
 Mくんは、現在一人暮らしをしています。そのため学校に出てくれば、勉強もでき冷房代も節約できるので一石二鳥と喜んでいました。しっかり者です。それもそのはずで、Mくんは、過去にIT関係の企業へ就職し、社会人として働いていた経歴の持ち主です。当時は夜遅くまで仕事をし、その状況にこのままではいけないと感じたそうです。そして、しっかりと技術を身に付けてもう一度やり直そうと、少し興味のあった分析の道に進むことを決め、本校に入学してきました。そのため化学などを学んでいなかった時期があり、入学するときも恐らく少し不安を感じていたと思います。しかし、今では質問をしながらしっかりと勉強しています。卒業時にはどのような分析化学者に成長しているのか楽しみですね。


 こちらでは2年生が集まり、何やら楽しそうに話をしていました。

 何の集まりかと思えば、卒業研究のグループでこれからの進め方について考えているとのことでした。でも、今日の本当の目的は、グループのメンバー同士の親睦を深めることだそうです。前期の間も実験方法や使用試薬について検討するため、グループでいろいろと話合いをしてきましたが、せっかくの夏休みで時間も取れるため、後期から本格始動する卒業研究に向けて、さらにチームワークを高めようとしているようです。この後、メンバー全員で帰って行きました。ご飯でも食べに行ったのでしょう。また学校に出て来たときに、何を食べたのか聞いてみようと思います。
 
 卒業研究では、どのような研究をするのかも大切ですが、研究なのでいつも成功するとは限りません。失敗も必ず起こります。その時にチームワークを発揮して互いに意見しながら進めることができれば、しっかりと対処できるはずです。企業に入っても、周りの人と協力しながら仕事をすることがほとんどだと思います。その練習とも言える卒業研究で、このチームはこれからどのように化けていくのでしょうか。半年後の卒業研究発表会に期待したいと思います。

 最後に、「今から石川県に帰省して、リフレッシュしてきます。」と、大きなスーツケースを持って帰って行く、生命バイオ分析学科2年生のWさん。学校の前で出会ったので、「では記念に1枚。」と写真をパシャリ。

実家でリフレッシュして、また元気な笑顔を見せて下さい。

By ぽてと