始まりと初めてで学生は興味津々!!

昨日から後期の授業と実験が始まりました。本校では、昨日のあおひげ先生のブログ(http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20110912)でもありましたが、2年生の卒業研究が本格的に始動しました。卒業研究で大阪のにおいマップを作ろうとしている班は本日、官能試験を教員や学生にお願いしていました。私はもちろんですが、かりめろ先生もその官能試験に協力していました。このように学校が本格的に始まった感想として、有機テクノロジー学科1年のSさんは、「久しぶりにみんなと会えてよかったです。私は基礎化学講座を受けていて数人の友達とは夏休みでも会っていましたが、会えていなかった友達もいたので、学校が始まってよかったです。また、みんなと実験できることが本当に楽しみです。」と語ってくれました。


基礎化学講座については、これまでのブログ(http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20110907http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20110816http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20110806)をご覧ください。
私としても、学生が元気よく学校に登校してくる姿を見ることができて、本当にうれしく思いました。そして、「学生のためにできる限りのことを」という気持ちが湧いた瞬間でもありました。

後期の実験、機器分析化学実験

さて本日、1年生の生命バイオ分析学科・医療からだ高度分析学科は、後期から始まる機器分析化学実験のガイダンスが行われました。機器分析化学実験では、水の中に金属成分がどれだけ含まれているのかを分析できる原子吸光光度計、気体の中に何がどれだけ含まれているのかを分析できるガスクロマトグラフィー、液体の中にビタミンCなどの水溶性物質がどのくらい含まれているのかを分析できる高速液体クロマトグラフィーなど合計7つの機器を、実際に扱って実験を行います。ちなみに、就職活動を行う上で高速液体クロマトグラフィーを扱えることが採用の条件となっている企業も少なくありませんので、機器分析化学実験は、とても大事な実験です。
このように大事な機器分析化学実験ですが、本日はその実験の原理についての説明を実験担当の教員である私クロスが原子吸光分析法を、あおひげ先生がガスクロマトグラフィーの原理について説明を行いました。


ガスクロマトグラフィーについて説明しているあおひげ先生です。


それ以外の実験の原理の説明については、来週行う予定です。
学生の多くは初めて聞く話だったのか、みんな真剣で興味深く聞いていました。
彼らは、分析化学者として一歩一歩前進していると思います。分析機器の扱いについては、誰にも負けない分析化学者になってもらいたいと思います。そしてそのようになってもらえるような指導をしていきたいと改めて思いました。

by クロス