今やプロ!分析技術者として母校に戻ってきました。

 その中、今日は卒業生が来てくれました。と言っても仕事です。来てくれたのは、今年の3月に資源分析化学科を卒業したばかりのSくんです(写真右側)。

 本校の分析機器の1つで、ガスクロマトグラフというものがあります。調べたいサンプルの中にどのような物質がどれだけ存在しているかを調べる機器です。本校では、そのガスクロマトグラフを新しい物と交換することとなり、今日はその設置日でした。そして、その取り付けに来てくれたのが、Sくんでした。

 まさかSくんが来てくれるとは、教員の誰もが思ってもいなかったため、皆一様に驚いていました。そして、Sくんの既にプロとして働いている姿にも感動!!今は、このように機器の技術営業としていろいろな企業にガスクロマトグラフを設置しているということでした。同期で入社した中では、一番多く設置していると、少し自慢していました。

久しぶりの母校に来て、先生と昔話もしながら、手はしっかりと動かし、機器の設置と調整を完了させていました。「調整は完璧です!」と頼もしい言葉ももらいました。

 学生時代に習ったことが今の職場でも役立っているようです。特に今は、納品先でいろいろな化合物を調べるときの機器の条件設定をして欲しいと頼まれることが多いようです。その時には、学校で習った有機化学などの知識が大いに役立っていると話してくれました。また、自分がやりたかった仕事に就くことができ、今は充実しているとも話してくれました。その話す顔からは、仕事が本当に楽しいという気持ちが溢れ出ていました。

 このように卒業生が活躍する姿を見ると、我々教員もエネルギーをもらい、さらに頑張らないと!と思います。Sくん、これからも分析屋のプロとして活躍して下さい!

By ぽてと