将来像が浮き彫りに!

今日、1年生たちは企業見学会に参加をして本校とつながりのある企業、公的機関を見学しました。
普段、学校で学んでいる分析化学の知識や技術が、企業や公的機関において、どのように活用されているかを実際に見学し学びました。
企業見学会では、今まで学んだ知識や技術、これから学ぶ内容の有用性を知るとともに、将来の自分の姿を知ることができます。

今日は4つの企業・施設を見学させていただきました。液体クロマトグラフを代表とする分析機器を扱っている企業や電子レンジで温めて食べるごはんなどの食品の包装をしている企業、食品や医薬部外品の安全性を調べている施設、航空機などのプロペラや脚部を製造している企業を見学しました。

その中で、私が引率をした住友精密工業株式会社では、航空機に使われている部品の製造や新幹線などに使われている熱交換器の製造などをしています。その現場を実際に見学させていただくことで、見学した学生は一様に自分たちの将来像が明らかになり、今後の授業や勉強に一段と熱を持って臨むことになったようです。

この企業では2年前に本校を卒業したTくんが航空機の離着陸に使われる脚部の鍍金作業をしていました。Tくんは在学中、資源分析化学科で金属などの先端材料に関する勉強をしていたため、その学んだ内容が今の仕事にそのまま活かされていると後輩の前でプレゼンテーションをしてくれました。

Tくんに対して、後輩から在学中に学んでおいた方がよい内容や取得しておいた方がよい資格など、たくさんの質問があり、その質問に対して一つずつ丁寧に答えてくれていました。

↑本校卒業生のTくんです。
昔から航空機や宇宙機器に興味があり、この企業を選んだということです。
「今、自分が作っている脚部が多くの人に使われていることにプライドを持って仕事をしています」と言っていました。

by バッテン