諦めないことの大切さ

今日の大阪は雨模様から始まりましたが、次第に太陽が照ってきて、みるみるうちにいいお天気になりました。そんな中、GoodNewsが飛び込んできました。

生命バイオ分析学科2年K君の内定です。
写真は彼の担任のバッテン先生とのツーショット。
彼の就職先は歯磨き粉などのオーラルケア商品をはじめ化粧品・医薬部外品の製造販売を行っている企業です。
特徴的なのは、リーガロイヤルなどのホテルのバスルームやレストランのパウダールームに設置されているアメニティー商品の受託製造を行っているということで、彼はそこで生産・開発・管理などを担当します。

学生時代に一番楽しく、頑張ったことは何かと聞くと、「卒業研究です!」と答えてくれました。
彼は班内でも中心的な役割を担っていたこともあり、研究の楽しさを実感したのだと思います。

また、いろんな器具や機器を扱うことも楽しかったようで、
そうした環境が恵まれているということを、今回の就職活動の中で感じたようです。
というのも、面接で企業の方から「そんな機器も使ったの?え?それも?これも?」というように、
大学生が使ったことがないような機器を1年生の後期からすでに学んでいたことに企業が驚かれ、
就職活動することで、自分の自信にも繋がったということでした。

実は彼は2年間のストレートでここまで来たのではなく、1年生の時に留年し、ここまで3年かかっています。
留年して、やる気をなくしたりするのではなく、こうして前向きに最後まで諦めなければ、
一度や二度の失敗は挽回できることを、これまでの卒業生同様、彼も証明してくれたように思います。

担任であるバッテン先生も、いろいろとここまで親身になって指導されてきたので、
「本当に決まって良かったです!」と自分のことのように喜ばれていました。

しかし、内定はゴールではありません。むしろ、社会人としてのスタートです。
これまでに学んだ知識と技術、そして人間力をフルに発揮して、
是非とも卒業後に自分の開発した製品を手に学校に訪ねてきてほしいと思います。