環境分析で活躍する卒業生/新年度を待つ在校生

卒業生の仕事を紹介

 ここ数日、本校卒業生の職場を訪問して、仕事の様子を取材させて頂いていますが、今日は、アビー先生とバッテン先生が24期卒業生のKさんの職場に訪問し、仕事の様子を見学させて頂きました。Kさんは環境分析を行っている企業で、さまざまな分析機器を用いて、依頼を受けたサンプルの分析業務を行っているそうです。ちょうど訪問した時は、ゴルフ場から流れ出る排水に農薬が含まれていないかを分析しているとのことで、サンプルをLC-MSという分析機器で分析するために前処理を行っているところでした。


↑24期卒業生のKさん

 担任だったバッテン先生にお話を聞いてみると、Kさんは文系大学で環境を学んでいました。環境を学んでいるうちに、環境分析の仕事がしたいとの気持ちが生まれ大学卒業後本校へ入学しました。本校では資源分析化学科で2年間、授業や実験を通じて分析化学について学びました。Kさんは在学中勉強や実験に真面目に取り組み、また自治会活動も活発に行っていたそうで、クラスの中心的な学生だったと懐かしそうにKさんの学生時代の様子を話してくれました。
 バッテン先生は、卒業生が環境の分析化学者として一人前になったことを嬉しく思っているとのことでした。
 社会に貢献する卒業生の姿を見て、今後もKさんのような分析化学者を教員全員で育てていきたいと改めて思いました。

新年度が待ち遠しい

 次週から新年度の授業実験が始まります。学生達は新年度に向け、それぞれ準備をしており、新年度が待ち遠しい様子が伝わってきます。そこで、資料室にいた2年生の学生達に新学年の抱負や期待を聞いてみました。

 資源分析化学科のUさんは「新年度学科ごとに専門の授業や実験があるので楽しみです。」、有機テクノロジー学科のSさんは「一年生で基礎固めが出来たので、専門知識や分析技術を増やしていきたい。」、生命バイオ分析学科のMさんは「最終学年の今年は、社会人になるために必要な知識、技術をいっぱい吸収したいです。」、I君は「下級生の手本になりたいです。また、自治会活動では新入生が楽しく過ごせるように努力したいです。」とそれぞれ語ってくれました。

 全員に共通していたことは、分析化学者として社会に貢献し、人の役に立つ仕事に就くために、目的意識を持って送ろうという気持ちでいっぱいでした。新年度も頑張ってほしいです。


By Mac