初めての白衣、初めての実験。

毎週、土曜日・日曜日のみの通学で分析化学の知識と技術を修得し、２年間で専門士の称号も取得できる化学分析コースは今日も開講されています。
今日も各地から平日は会社員であったり大学生であったり様々な学生が登校してきました。

1年生たちは先週実験のガイダンスを受け、今週はガラス細工と天秤や容量計の使い方を実習することになりました。今はまだビーカーも触ったことがなかったというような学生もいますが、ここから２年間で目覚ましく技術を修得していくのです。

まず実験室に移動する前に先日採寸した白衣を配布しました。みんな真新しい白衣姿で実験室に集合し、学生たちは私の演示を見ながら各自でガラス細工に取り組んでいます。
[,w360] [,h220]

これから２年間自分自身で使用する攪拌棒やポリスマンというガラス器具を自作したあと、薄層クロマトグラフィーという実験で使うキャピラリーという細いガラス管を作成しました。
いつもの年ならばみんな細く長いキャピラリーが作れず苦労するのですが、今年の１年生はみんな器用なのか、最初から上手くキャピラリーを作ることができ、最初の演示以外、私の出番がない感じでした。

Kさんに感想を聞いてみると「久しぶりにバーナーを使って、楽しかった」「実験の途中にクラスの人たちと色々話すようになって距離が近くなった」など実験の内容以外にも得るものがあった一日のようでした。

来週はもう一度ガイダンスになりますが、５月になれば本格的な化学実験が始まります。楽しみに待っていて下さいね！

by ドラ一郎